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くちびるに歌を持て 心に太陽を持て ⑱

まあ私のブログが読みにくいのはわかっている。

くどくどと、訳のわからぬことばかり並べ立てて、何が言いたいのやら「意味わからんわー」といいたいこともちとは分かる。

 

が、

 

露骨に「あれまだ~」 「あれよあれ」  「くちびるに なんとかよ~」  「はよあれ載せて~」

と言う人が何人か居る。

そりゃそうでしょうよ~、芥川賞候補作家さんと比べるほうがおかしいわい。

と反論したいところですが、 まあ奇特にも本ブログを見てくれているだけでもありがたいので、載せてやる。

ありがたく思え 。。

 

ただし、 この登場人物と私を、まちがっても比較しないように・・・

 

 

 

感謝状    小檜山 博   (月刊誌「理念と経営」より)

“ ある日、大工の村井さんから、ちょっと家へきてほしいと呼ばれ、出掛けた。 村井さんはぼくの家を建ててくれたり、その後も茶の間の海草二階の増築、娘夫婦の家もつくってくれた親しい大工さんだ。

以前、新築祝いで酒を飲んだとき村井さんが、奥さんと結婚したとき貧乏で式をあげられなかったこと、仕事がうまくいかないとき村井さんが奥さんを怒鳴ったり殴ったりしたことを喋った。 仕事がなかったり足を怪我して一年近く休んだとき奥さんは何度も質屋へ通い、居酒屋で働いたり建築現場で土運びをして生活費を稼いだと言った。一人娘は遠くへ嫁いだが、村井さんは結婚して43年間、奥さんを一度も寿司屋へ連れて行ったことがなく二人で旅行したこともないという。

ぼくが行くと村井さんは奥さんの居ないところで「じつは70歳の今日で大工をやめる。 この機会に女房に感謝状をやるので、あんたに来賓で来てもらった」と言った。 感謝状のことは奥さんには内緒にしてあるという。

そして突然、村井さんは奥さんを立たせて自分も立ち、 「これから美津に感謝状を贈呈します」 と言った。 奥さんが「何、それ」と笑う。 村井さんが額を持って読みはじめる。

 

「 感謝状。 妻・村井美津殿。 貴殿の長年における家庭運営にたいし深く感謝します。 私は粗野で短気で無学で、貴殿が望んでいた夫像とはかけ離れた無能な男でしたが、 よく我慢し、不平も言わず貧乏にも耐え、娘を立派に育ててくれました。 さらに43年間、休むことなく私に三食を食べさせてくれたことにも深い敬意を表します。 貴殿は私の天使であります。 この先、私は心を入れかえ貴殿のために身を挺して尽くす所存ですので、これからもどうかよろしく指導してください。

2013年6月10日   夫・村井勇作 」

 

読み終わったとき奥さんは床へ正座して両手を前へつき、顔を伏せていた。 その手の甲へ涙がしたたった。 彼女が小声で 「いまのことを聞いて、 つらかったことみんな忘れました」 と言った。 ”

 

 

 

 

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