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こうれいしゃという宇宙
2017年9月10日 | 雑記

夜風が心地よい季節になりました。

やっとあの寝苦しさから解放されそうです。

 

そんな9月に父親は90歳を迎えます。

肺気腫やら腰痛に苦しめられながら、90回目の誕生日を迎えそうです。

それでもまだ自分の足で家の中は歩いて移動もでき、食事もトイレも自分でできるわけで、一時期のひどい状況からみればありがたい状況と言えるでしょう。

まあ本人にしてみれば「死にたい」と愚痴をこぼしたくなる気持ちもわからなくはありませんが・・

 

老いるという逃げようのない事実と、最後までどう向き合っていくのか?

まさに人それぞれの価値観が最後の最後まで表現されそうです。

 

 

先日二本の映画を見てきました。

地元の映画同好会「マネキネマ」が主催したそれは、二本とも高齢者の夫婦の生きる姿を追い続けたそれでした。

 

ふたりの桃源郷
最後まで山で 最後までふたりで
ある夫婦と支える家族、25年を記録したドキュメンタリー
ナレーション:吉岡 秀隆 2016年/87分/山口放送
山口県岩国市美和町の山奥で暮らす田中寅夫さん・フサコさん夫妻。二人が、電気も電話も水道も通っていないこの山で暮らすのには、ある理由があった。山は、戦後まもなく一からやり直そうと自分たちの手で切り開いた大切な場所。高度経済成長期に大阪へ移住し、三人の子供たちを育て上げた寅夫さんとフサコさんだったが、夫婦で還暦を過ぎた時、「残りの人生は夫婦で、あの山で過ごそう」と、思い出の山に戻り、第二の人生を生きる道を選んだのだった。畑でとれる季節の野菜、湧き水で沸かした風呂、窯で炊くご飯…かけがえのない二人の時間に、やがて「老い」が静かに訪る。山のふもとの老人ホームに生活の拠点を移した後も、山のことが心から離れない二人。離れて暮らす家族の葛藤と模索。そして夫婦亡き後、残された家族に〈芽生えた〉ものとは?そこには、現代における“幸せの形”のヒントがあった。【キネマ旬報文化映画ベストテン第1位】

 

人生フルーツ
修一さん90歳、英子さん87歳 風と雑木林と建築家夫婦の物語
ナレーション:樹木 希林
2016年/91分/東海テレビ放送
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林に囲まれた一軒の平屋。それは建築家の津端修一さんが建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わる。長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていた。かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、数々の都市計画に携わり、1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指した高蔵寺ニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめた。あれから50年、ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきた。ふたりの来し方と暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索の旅が、ゆっくりとはじまる。

 

 

深く、静かに、沁みこむように、時間が過ぎていきました。

 

夫婦というものの「意味」とまでは言いませんが、それぞれの「カタチ」「在り方」が沁みました。

 

 

うちの両親にも「カタチ」と「在り方」があります。

しかしそれは同時に「二人だけ」の、他者が侵害できない世界でもあります。

 

夫婦という宇宙は、

どうやら狂おしいほど深く、広いようです。

 

 

私たち夫婦は、

どんな宇宙になりかけているのでしょうか?

創っていくのでしょうか?

 

 

心地よいそよ風を感じながら、

どこかの上映会に出かけてみられてはいかがでしょう。

 

 

 

 

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