私は少し変わったところのある不動産屋かもしれない。
知ってる人の中には、だいぶ変わった不動産屋だと思う人もいるようである。(苦笑)
理由はいろいろありそうだけど、その中の一つには物件を探している人に、「やめた方がいいですよ」という場合があることかもしれない。
これはあまりにもその人の準備不足が顕著で、店を開くといっても経営的にも、顧客的にも成り立ってない場合であるとか、家や土地を買う場合でも、自分の所得に対する支払いのバランスがいびつな場合など、明らかにこれからの人生設計に狂いを生じる恐れのあることが予見される場合に、「やめた方がいいですよ」と申し上げてしまうのである。
それでもそこから次第に本音の部分として、手持ち資金があることや、援助者の存在が見えたり、あまりにも明確な意思で貫いてくる場合などは、予想を超える展開はままあることなのでお付き合いさせていただきますが、その時点で大体の方は他社に乗り換え、うちには来なくなります。
一般的な事業者さんは、見込み客を逃してなるものかと言わんばかりに、これでもかというくらい余計なローンまで組んであげたりする場合もあります。
後々支払いに困窮することが明白であっても、目先の成績が大事なのでしょう。 お客さんの人生よりも。
そういったお客さんの多くは、「こんなにローンを組んでいただいてありがとう」と喜んでいたりするのをみたり、聞いたりするたびに、なんとかこのまま無事に払い終えてくれればいいのだが、と思うのですが、往々にして売りに出される中古住宅の多くは、やはりローンの支払いができなくなり、追い出されるように引っ越したり、最悪差し押さえられたりもします。
あれだけ喜んでいたはずの家族の姿は、もうありません。
これでいいのか?
経験もない、知識もない、そんな先の見えない世界の中でいきなり大きな借金を背負うということ。
そんな世界をたぶん一般の人よりも見てきた故なのか、その訪れるかもしれない世界のお話をさせていただくようになりました。
そんなことで、 少々変わった不動産屋 かもしれません。
なにせ本当におべんちゃらをいいませんので・・
どちらかというと嫌われます(笑)。
予見できる知識や体験を持った人が、人だからこそ、できること、伝えられることがあります。
もちろんすべてが伝わるわけではありませんが、その努力はするべきではないのかと・・
話は変わりますが、一人のアイルランド人が作ったドキュメント映画があります。
この日本で繰り返されている年間3万人の自殺。
そこにフォーカスした彼が伝えてくれること。
ニュースで流れる前にできることはないのか?
その前にしかできないことはなかったのか?
自らを掘り下げながらつながっていく人々の話から見えてくるもう一つの真実。
知ろうとしなかった、見ようとしなかった世界を、52分間だけ覗いてみませんか?
長い人生の中のたった52分間、「自分」を見つめてみませんか?
改めて自分や家族、友人知人の存在を感じられるかもしれませんよ。
SAVING 10,000 – 自殺者1万人を救う戦い http://www.saving10000.com/ja/