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みんしゅしゅぎ?   ~つづき~
2014年6月4日 | 雑記

少年少女にはちときびしかった??

まあ、おいちゃんにも厳しいけど・・  別な意味で・・

 

しかしこの二人の記事を読んで、真っ先に思いだしたことがある。

はーと・ねっと・くらぶ主催による、「あいあいキャンプ」事業では、子どもたちもスタッフの若者たちも、少数派まで含めた全員参加・全員納得型システムであったということを。

何せミーティングにおいても、キャンプ中においても、多数決という手法をほとんど見たことがない。

どんなに時間がかかろうとも一人一人が納得するまで話しあった思い出が無数にある。(本キャン中の徹夜ミーティングもあった)

そんな無駄な時間は退屈だろうと思われるかも知れないが、とんでもない。

 

全員が自分という存在と向き合うと同時に、他者という存在に向き合うことであり、どちらも殺してはいけない存在であることを体験を通して「知っている」から、「知識」で知っているのとはわけが違うリアリティーがあるが故に、そら恐ろしいまでに真摯にお互いが向き合うのである。

 

その時間は、同じであるということも、違っているということも、共に認めあう時間となる。 だからどんなに意見が違ってもいいんだということを、どこかで「知っている」から無駄な時間どころか、お互いを認めあえる、生かしあえるかもしれないという至福の時間となり、日常ではなかなか体験できない世界を体験する。

 

あいあいキャンプという活動を体験した子どもたちや、若者たちは、もちろん上記のような考え方を意識しながら行ってなどいない。

そんな教育的環境は用意していないのだから。

 

しかし、彼らはそれぞれが、それぞれのペースで自ら気づく。

それは、そこに人として、自らと他者に対する尊厳を意識せざるを得ない「光景」が広がっているから。

 

戦後の焼け野原という「光景」が、人の心に様々な影響を与えたように、あいあいキャンプという「光景」が様々な影響を与えたのだと思う。

いろんな障害を持った子どもやそうでない子、学年もいろいろ、住んでいる地域も県下バラバラで県外もいる。 スタッフも高校・大学生、20-30代の若者たちが中心に子どもたちと協働自炊生活を送るのだが、助け合わない限り食事もままならないというその環境。 しかし其処から次第にかもし出される、それぞれの魂の満足感というオーラがそこに集う人々を救う。

一度見たその「光景」は、私の経験上、彼らの心の奥底にも刻まれたのだろうと思う。

今、 それが発露しなくとも、数年後、数十年後のある日突然、何かに対して目覚めを起こさせるのかも知れない。

なぜなら、30数年前の学生時代に、私自身が体験した、ある「光景」によって、知らぬ間に、心の中に種火を宿していたのだから・・

 

そしてその種火が、そこを卒業して20年後のある日、突如として大きく燃え上がり、気がつけば「はーと・ねっと・くらぶ」を設立し、あいあいキャンプ事業を12年間も続けていたのだから・・

 

あの時の「光景」のチカラの偉大さに、いまさらながら驚かされる。

 

若いときの何がしかの 体験が、

人の一生に影響するのであれば、

ぜひ田中優子氏が指摘する「反知性主義」 (自ら知性へ敵意を持つことと、国家が国民から知性を奪うことを意味する。いま何も考えたくない人々は、自力で調べて知識を獲得することなく、感情を刺激する根拠のない情報に興奮し、それを自分の考えとしてツイッターで広め、時にはそれに従ってデモをし、暴言を吐き、それを映像的な「ネタ」にしてブログで公開し、自己顕示欲を満足させる。反知性的なその閉じたサイクルは、主張の内容に関わらず様々なところで起こっている)

に則った、「光景」 ではない体験をしていただきたいものだと願っている。

 

 

またそれ以外にも、あいキャン的民主主義は、企業や、学校や、家庭の傘とは違う傘でもあったとも思う。

そのどちらにも組しない傘のおかげで、実は彼らの居場所足りえたのでは、と思えるのだ。

傘の目的にもいろいろあろうが、あいキャン傘はあいあい傘(相合傘)。

 

二人でひとつの傘を分かち合い、

時には一人ずつ濡れることもありながら、

それでも自分以外のその隣の人が濡れないように心を使い、

でもその心遣いができることに、

なぜか喜びと満足感を感じながら、微笑んでいる。

 

競争する目的もなく、 稼ぐ目的もない、 優劣を決めることももちろんなく、 ただ自分ができることで、誰かの役に立ってみる。

 

社会という大海原の中に、 こんな傘がひとつくらいあってもいいよね 。

 

みんなで雨宿りできる次の傘を探しています。

どんな傘が見つかるのか、 いえ、 創るのか?

 

 

「みんしゅしゅぎ、どっち?」

 

「こっち」

 

 

 

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