ちょっとびっくりするほど素晴らしいCDに出会わせていただきました。
あいあいキャプのある保護者さんから頂いたものなのですが、初めて聞く歌手名です。
その保護者さんも、気持ちの繋がっている県外のご家族から紹介されたものらしいのですが、今は家族全員で感動が続いているとのことで、是非私にも聞かせてあげたいというお気持ちになられたそうであります。
この様なお気持ちを頂けるだけでも本当にありがたいことで、感謝感激に絶えないところであります。 そして、おまけにそのCDがまた恐ろしく感動的なものであったとしたら・・
塔 和子さん http://www.k4.dion.ne.jp/~poet/ というハンセン病患者として瀬戸内の島に隔離された人生の中から、ストレートに響く素晴らしい詩を書き続けてこられた方がいます。
そしてその方の詩に曲をつけて歌っているという沢 知恵さんという歌手。 今まで聞いたことがないスタイルなのですが、 これが本当にすごい。
塔さんの詩は少しは知っていたのですが、 あまりにも甘ちゃんな自分では、まともに受け止められずに、今日まで遠いところに置いてきたというのが正直なところでしょうか?
それが、この様な形で再会するとは・・・
しかも今度は逃げようにも全く逃げようのない、完ぺきなまでのコラボレーション。
聞いてしまう。
聞かされてしまう。
そこに留まされ、 動きを封じられ、 ほっておいても魂が全力で聞き耳を立ててしまう。
詩と音楽の協働が、これほどの世界を作り出してしまうとは・・
いや、 誰でもはあり得ない。
塔さんと沢さんという、稀代のめぐりあわせがこの様な世界に導いて下さったのであろう。
それをまた、大好きなご家族から頂ける幸せを何とする。
毎日のように、 本当は 「キセキ」 が起こっているのでしょう。
気づかないだけで・・
今一度、 有り難いことに、 ありがとうございます。