お山に行って参りました。
今年初の石鎚山。
1月25日、真冬の石鎚でございました。
昨年の石鎚は雪が多すぎて、夜明かし峠で引き返しましたが、今回は石鎚神社頂上社のある弥山頂上まで行く事が出来ました。
其処からの風景たるや、なんとも美しいものであり、同行メンバーも言葉を失うほどのものでありました。
360度、全方位に開ける視界には、清廉無垢な存在のみしかいない世界であったといっても過言ではありますまい。
もっともそこに至るまでの過程におきましては、別問題ではありますが・・(笑)
何の気なしに見つけた「雪山教室」。
すでに5回目くらいだったので、途中参加ができるか問い合わせたところ、装備が整っていればかまわないとの返事。
とりあえずないものは買い足して、「行ってみよー」。
ところがやはり、参加者はすでにまあまあの雪山講習を受けてきており、スキル差は如何ともしがたいものが・・
何せ歩く速さ自体が違いすぎる・・
途中でもう「パス」して休もうかと思ったくらいで、休憩がほとんどないというペース。
行って帰るだけならいいのだが、頂上でたっぷりとザイレン等の講習をするために時間節約ということなので文句はいえないのですが、
詳しい話を聞いてないから時すでに遅し・・
しかし、まあなんとか大量の汗と引き換えに、登頂。
ここまで来ると遅れているグループもあるのだが、スタッフが付き添いながらフォーローしているので安心。
この日は奇跡的に風も比較的穏やかで、なにより天気がよかった。
遠くの山々まではっきりと見通せ、心行くまで天上界を堪能させていただきました。
皆は簡単な行動食の後、天狗の頂上まで決死の訓練ですが、私は当たり前の話、そんなスキルがないためにパス。
夏でもビビリますから、ここは。 それが今、雪と氷ですから・・
他二人の故障者と共に見学です。
待ち時間たっぷりと山を見れるのは願ってもない事なのですが、先ほどまでにかいた大量の汗が、冷えて身体を襲います。
天気はよくても、標高1980メートルで、気温は0度以下です。
専用ウェアでもやばいくらいでした。
いつもは一人で、汗をかかないように歩くのですが、団体になるとそうはいかないところがキモですねえ。
やっと皆の講習も終わり、いざ下山。
帰りは早い。 楽です、ほんと。
でも一番危ない時でもあるので、意識はします。
最終ロープウェイに間に合うように、ハイペースの連続でしたが、無事帰る事が出来ました。
石鎚神社様への感謝奉納も、行きと帰りにさせていただくことが出来ました。
今度は一人で挑戦します。 ゆっくりペースで。
もっと途中を楽しみたいですから、私としましては・・
でも、満足感は申し分ございません。
裏切らないのが自然であることは間違いありませんねえ。
感謝です。
あ~、 足イテ~。
8:30 成就社出発、
18:00 ロープウェイ駐車場着
幸せな長い一日でした。