今年2回目の冬山講習に行ってきました。
お山は初となる石墨山。
東温市の奥の奥、黒森峠手前からなかなかに手ごわい急登のお相手をすることになるのですが、今回はただ登るのではなく、講習ですので、恐ろしい傾斜のある場所で立ち止まり、スリング、カラビナ、ザイル、ハーネス等、専門用語丸出しの器具を使い、各種ロープワークを使いてながら、自他共の安全確保を維持しながら登っていくという訓練を行います。
軽くマイナス温度の中、その場に立ち止まったまま約2時間、みっちりです。
低体温症の予感が走るギリギリでした。
指先しびれてましたから・・・
でもこれらの技術の積み重ねが、本当にいざというとき命を救うことになるかもしれませんので、覚えておくに越したことはないのです。
山行に行く方は多いのですが、こういった基本の技術を備えている方は思いのほか少ないのが現状です。
決してオーバーなことではなく、いざというときのための準備だと思えば必須科目といえるのかもしれません。
ただ、こういった講習が年間通して格安で受けられる場所がほとんどないことも事実。
ショップ主催だとどうしてもそれなりの費用もかかるし・・
でも、山岳会などに所属すれば、年会費のみで毎週知識と技術が受けられる。
すごいことです。
しかもそういった意識のある仲間と出会い、過ごせる幸せまでついてくる。
ありがたや。
そして、このお山も素晴らしいところでした。
100名山と違い、マイナーな地元の山ですが、なんのなんの感動たっぷりの6時間半でした。
これで私の冬も終わりですね。
次は春を楽しみましょう。
すばらしきJAPANの四季を、
身をもって体験しましょうぞ。
こんな国はそうそうないのですから。。