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四国の背中 ~往路編①~
2012年5月9日 | 趣味

あれは今年の2月半ばくらいであったでしょうか、 何となく山歩きがしたいような気持ちになり、 どうせならたっぷりと歩きたいと考え始めたのは・・

そうなると5月の連休だなと、この時点で決めたのですが、何せ長距離・長時間の山行などやったこともない。  どこを何日かけて歩くのかさえ想像もできない。  すなわち、 素人ですわ。

ところが地図をしげしげと何度も見ているうちに、何となく感じてしまう道がある。  しかし、そんなところに道があるとは思えないし・・   (それくらい私は無知な素人なのです)     しかし、調べてみればそこに道があったのです。

それは石鎚連山の中の、瓶が森、西黒森、ジネンゴの頭、東黒森、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰という標高1800m級の7つの山頂を結ぶ稜線ライン。  俗に言う縦走ラインであります。   ただ、うちの若者のために説明しておきますと、ほぼ平坦な道ということではなく、 一つ一つの独立した山ですので、稜線沿いと言えどもそれぞれ2-300mほどのアップダウンはあるということになります。

このラインならまさに四国の真ん中を歩くコースとなり、左に瀬戸内海、右に太平洋を眺めながらゆっくりと思索に励める。

駐車場を拠点として、中日を設けて万一に備え、2日あれば往復できるかと、 合計3日間で山三昧だと、 いいように解釈してしまったというわけなのです。

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それからというもの、 様々なことを想定し、 一つ一つ準備を積み重ねて4月の初めには一応の用意は整っていました。

恐らくはまだ冬の気温であろう夜の衣類、 長時間行動による過度のカロリー消費に対応する行動食、 発汗等による水分補給量の計算と容器の準備、 怪我や虫による対処、 などなど。   同時に目的を定めての体力増強も今まで以上に意識し準備を行いました。

そして、5月2日 21:30 自宅出発。  23:20 道の駅 木の香駐車場にて仮眠。   翌早朝、寝坊して瓶が森駐車場から出発出来たのは 6:40。

この時点で霧と雨でしたので、余計に今日の山行は遅れることが予想されました。    しかし、霧雨自体はずっとイメージの中にありましたので「やっぱりなー」で済むはずだったのですが・・・

 

瓶が森駐車場でそそくさと簡易朝食を済ませた私はいざ出発。

すぐに瓶が森、男山に向けて登り始めます。 この時点で私は実はペースを間違えていました。 当初30分はゆっくりと慣らしていくべきところを、遅れてしまったという焦りからか無意識にペースが上がっていたようです。

自然と息が上がり始めます。 そして乱れたバランスは注意力、集中力、判断力などを狂わせていきます。

この辺りの名物、登山道の熊笹はあまり整備されておらず、足元が見えない場所がかなりあり、その下にある濡れた青石に何度も足を取られて派手な転倒。 熊笹の丈夫な茎に足を引っ掛けこれまた転倒未遂を繰り返し・・   背中の10kgのバックパックが振り子の原理で転倒パワーを増幅してくれます。

この時点で実は膝に相当のダメージを与えてしまっていたのでしょう。 その後の四苦八苦はここから始まったようです。

 

 

   (写真すべてクリック拡大できます)

 

最初の調整に失敗した私は瓶が森(1896m)から西黒森(1861m)に向けての下り斜面でも同じような痛い目にあいながら、ほうほうのていにて下って行くのでありました。

霧雨、熊笹、見えない濡れた青石、予想外の体力消耗、 この時点で予定時間オーバーもあり、 西黒森登山は諦め下に走る林道ルートへ変更です。 体力回復と時間稼ぎしておかないと、これから先が長すぎます。

ということで、西黒森、ジネンゴノ頭の下を走る林道をひた歩きます。  快適です。  まあ車道ですから当たり前ですが、登山者としては邪道です。  でもこういう判断も大事だと思います。  今回往復縦走ですから帰りに上れば・・  です。

ジネンゴノ頭を巻いた私は次の登り口、主谷分岐あたりで同方向に向かうおじ様と挨拶。 お食事中でしたので少しの会話の後、先を急ぎます。 東黒森(1735m)を登り始めて間もなく、先ほどのおじ様にあっさりとパスされた私ですが、自分のペースはこんなものだと理解していますのでマイペース。  しかし、速い。

 

 

 

何とか東黒森に登頂しましたが、当然霧の世界。 先へ進みます。

 

次は伊予富士(1756m)。 ここでも足場は見えづらく、視界も悪いので滑落した場合の谷底が見えません。  一体どこまで落ちていくのか分からぬままに歩みを進めるのは、まともに考えると体と心によくないので、考えないか、いろいろ他のことを考えていたように思います。 こんな連続です。  おまけに小休止の途中、霧の中からフッと現れた小柄なおばさまに風のようにパスされ、またフッと消えていくその様は、ついにヤマンバが現れたか? と思ったものでありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてようよう山頂へと。 多少広い山頂にて、一度ゆっくりくつろぎたかったのですが、いつの間にかものすごい強風に変わっていたので在りました。  この風はあっという間に体温を奪います。  アンダーシャツの上にフリースを着て、その上にカッパ(バイク用のゴアテックス)を着ているにも関わらず、寒い。

しょうがないので、ここも早々に出発です。

そして、 そしてここからとうとう思いもかけぬ現実に遭遇することに・・・

(つづく)

 

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