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垣根のない人々
2013年9月4日 | 雑記

私が小学6年まで過ごした故郷の叔父が亡くなった。

叔父であり、隣人であり、地域のおやじのような人でもあった。

私が妹をいじめて泣かせていた時など、隣の家から叔父はすっ飛んできて、鬼のように叱ってくれた。

たぶんブチくらされたこともあると思うが、多くの人にブチくらされていたのでよく覚えていない。

そんな風に、誰の子供でも自分の子のように育てることができた人であった。

たいへんお世話になりました。

ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

他人事を我が事のように感じられることは、当たり前なことではなく、とても素晴らしい価値であり、資質でありますが、私なんぞ未だに心にむらがある始末。

いつになったら真の思いやりを手に入れられることやら・・・

 

 

思いやりと言えば、先週の土曜日、北条鹿島にて行われたシンポジウムも素敵でした。

これは「愛媛の海山川」という団体が仕掛けているシリーズもののシンポジウムですが、今年の夏に北条鹿島の「海とcafe」にお邪魔しているときに出会ってしまったおいさんたちで、出会ったその日にいきなり盛り上がって飲んだくれてしまったというものです。 (私はそのままcafeにお泊りしました。。)

これは新聞等でも紹介されていたように、鹿島に住む野生の鹿があまりに増えすぎ、鹿島の植物が根こそぎダメージを受けていることに心を痛めたこのおいさんたちが、なんとか共生する道はないものかと考え、各界の専門家を呼んで興味のある市民と共に活動しようと立ち上げた団体でした。

もっとも本当の理念は、鹿島内の問題解決のみならず、市民・国民の考え方や行動のきっかけを作りながら、意識レベルを改善していくというものを包含しており、私の理念とも重なり合う部分が大いにあったというものです。

 

第二回目のシンポジウムとして参加をさせていただきましたが、午前中に鹿の被害を受けた木の根元に杉板をひとつひとつ巻きつけていく根気のいる作業をし、それ以上被害が拡大しないように手当を行いました。(今回7本くらい)

 

 

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なにせこのまま放置しますと、鹿島ははげ山になりますから・・

 

そして、「海とcsfe」でパスタとビールをいただいた後、始まりました。

 

「ニホンジカの生態と被害」  独立行政法人 森林総合研究所四国支所 チーム長 奥村栄朗

“ 北海道から九州まで分布し、環境適応能力が高く、平地から山地まで生息する。 信仰の対象になったり人間とのかかわりも深い。 広い範囲の植物を食べ、牛と同じく反芻動物であり、用心深く保守的だが、食べ物がなくなれば様々なものを食べるようになる。 小さな群れで生活する。 生息密度は高く、環境に影響を与える。 メスは毎年1頭出産する。 条件が良ければ年15%増える。 5年で2倍、17年で10倍、33年で100倍である。

これを抑制するものは天敵と大雪、それと狩猟のみ。  1965年くらいまで鹿は少なく、人間が取りつくしていた。 絶滅の勢いだったため保護に走る。 その後30年間増え続ける。 二乗に比例する曲線に近い。

愛媛は宇和島・高縄山系・四国中央付近に重点生息。 被害は田植え後の稲(青草)、イノシシは実りの穂を食べるが、鹿は青草で食べてしまう。 柑橘系の木、ゆずの木の皮などはがれると枯れる。 昔は木の皮などに被害はなかったが、増えすぎ、食べ物が無くなったが故に食べれるものの範囲を増やすよう適応してきた。 四国の自然公園まで被害は出始めている。 山容が変わり始めている。

どう防ぐのか?

獣害用ネット、フェンス、忌避剤で対応するがもぐりこんで侵入するので成果は薄い。

狩猟免許件数も激減。 高齢化ははなはだしく、若者はいない。 職業として確立し、雇用促進化が必要。

鹿島の鹿は激減した時代に天然記念物に指定したが故、簡単に間引きができない問題もあり、餌をやり管理する方法を選択。 (年間餌代2000万)

学術的には鹿島の面積で生存できる頭数は1頭だが、現実には55頭いる。 適応し、あらゆるものを食べ始めているということ。 はげ山への道へ。 とりあえず10頭のメスを残し、それ以外を捕獲し、管理する予定。

 

いずれにせよ、鹿を減らさないと何をするにも大変だが、動物園でも引き取りはできそうもない。 島内で飼うしかない。

全国の問題として、鹿肉の流通を促進したいが、精肉するための工場化の問題。(衛生・安全の問題) 資金問題からハンターの処理の仕方などの技術育成や理念づけなど、住民が生み出していかねばならないし、地域資源を産業化するシステム構築も必要。

今の人がどれだけ山に入ってないか、 だから鹿のことも、山のこともわからない。 行動し語り合わねば。

入り口は動物の問題でも、人間の問題として考えていくことが大切なことなのでは? ”

 

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概ねこのような内容のことを、参加した感心感度の高い人と共に共有することができました。

 

このおいさんたちやお仲間たちは、まぎれもなく我が事として諸問題をとらえ、決して他人事とはせず、行動を起こしている輝ける呑み助? もとい、 思いやりにあふれる人たちでありました。

しばらく一緒に勉強と行動を共にしてみたいと思っています。

 

四国の山を歩いてその被害を知ってはいたものの、何も行動を起こさなかった腰抜け野郎のわたしですが、この機会、少しのお手伝いでもやらせていただきます。

チャンスをいただき、感謝申し上げます。

酔いよいの素敵なおいちゃんたち。

 

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