月も変わって11月なんですが、10月のとある日、うちのお客さんでもあり、山の師匠でもある「T・mountain」https://www.facebook.com/tetsu.kanno のてっちゃんのお誘いをいただきまして、ご自宅に夕食をごちそうになりに行ってきました。
何とも素敵なお庭で、野趣あふれるいもたきなどを腹いっぱいいただきました。
言うまでもなくてっちゃんは宇宙人ですが、奥さんのひろみちゃんも立派な宇宙人です。
時々会話がおかしくなりますが、別に異常ではなく、これでいいのだ~ 。(笑)
まあそれは理解していたのですが、今回初めて長女の「しゅんしゅん」(小5)ともご一緒させていただきました。
そして、 これが度肝を抜かれる存在であったのであります。
この子、たぶん105歳くらいだと思います。
やばすぎです。 余りの冷静さと、洞察力の高さに、正直血の気が引くことが3回ほどありましたから・・
末恐ろしいけど、ものすごい楽しみ。。
そして同じゲスト参加の「紅じい」(ベニジイ・盲人ゆえ目に付きやすいように赤色の服しか着ない)。
宇和島から中学卒業と同時に上京し、専門学校で美容師の資格を取り、横浜で開業してからは有名女優などもお客さんでいた模様。(外野情報)
しかもそのお店の隣は、あの伝説のバイク集団「横浜ケンタウロス」http://www.kentauros.com/top.html の親分の家だというではありませんか。
知らずに隣で開業したようですが、知らないからできたとも思う。(笑)
しかし持ち前の超個性のおかげかどうか知りませんが仲良しになり、親分家族にはとてもかわいがってもらったようです。
数々の伝説はネットで調べていただくとして、紅じいから今度親分を紹介しますよと言われて、マジで横浜行くの楽しみにしてたりして・・
でもこの紅じいもすさまじい人生のようで、その後病気で左目失明、右目も視野角5度しか見えなくなり、白杖の生活へと。
このままでは生活できないとわかると盲学校に通い始め、あんまの資格を取得。 それから全国各地の盲学校に通い、それぞれの技術を学ぶ。
その間に母親が倒れ、松山の病院に意識不明のまま入院。 現在も意識戻らず見舞いに行くだけの毎日を送っているが、その後のもろもろの事を聞き及ぶほどに、この人の精神力に驚かされる。
見てくれは還暦以上のヤバ系だが、実は私と同い年の同じ誕生月。
もはや他人事ではない感覚なのだが、 それにしても超弩級の個性に脱帽。
純粋な心が小5のしゅんしゅんの心と交わる。
美しい時間の共有。
湯の山宇宙基地の夕食会完了。
どう振り返っても濃すぎるやろ~ 。 目に焼き付きすぎやで~ 。
と思ってたら、 一昨日事務所に突然一人で現れる紅じい。
どないしてここまで歩いてきたんや~ 。 もうしらんで~ 。
こんな風にまたひとり、宇宙人が事務所の周りをうろつき始めるのであった・・・
で、 月が替わって11月の3日の文化の日。
かみさんの誕生日ともいう。
お祝いがてら猪伏の大トチへ紅葉狩り。
予想通り、人っ子一人いない涅槃世界の落ち葉のテーブルでいただいたコーヒーは、豆の挽き手が良かったのか(かみさん)、 お湯の注ぎ手が良かったのか(私)、 いや単に自然のチカラがすごかったのだろうけど、 びっくりするほどおいしかったのは事実。 かみさんと森の中で感動を共有しました。
ところ変わればみごとなまでに表情を変える自然という神は、決して、ただの一度も、私たちを飽きさせることはしないのだと実感させてくれます。
癒しでも、恐怖でも、感動でも、不安でも、なんだっていつでも与えてあげるよと、静かにたたずむ存在。
これからも、一歩踏み出し、その存在に触れ続けていきたいものだと、思いを新たにするのでありました。
私の中に、その存在と同調できるものがまだあるのかどうかを確かめるためにも・・