先週からの疲労感の尾を引きながら迎えた今週末、本来なら回復しているであろうとの想定で受けていたボランティア。
北条鹿島の樹木一本一本を、GPS測量機器にて測量し、その全体を種類や大きさ、鹿による食害の程度等などをデータ化し、これから対処するにあたっての優先順位やその内容等をそこから見ていこうとすることができたり、それ以外にも多くの付加価値を見いだせる可能性があるものであり、全国に先駆けた先進的なデータベース化へのチャレンジである。
しかし、当然道も何もない原生の斜面を滑落しそうになりながら正確に測量していくのは、かれこれ重労働であり、かつ危険を伴うものであり、したがって好き好んでボランティアで買って出る人は少ない。
まあ地元でもあるし、以前より勉強させていただいている人からの依頼でもあったので、まあ大丈夫だろうということで引き受けていたのだが、 なかなかのものでございました。
足場の悪さはかなりのもので、軽登山靴ではグリップしない。 まあまあ大きな石も含めて浮石となっており、少し触れただけでゴロンゴロンと猛スピードで転がり落ちていく。
なんと一人のおばさまの脇を突き抜けていった40cm級の石は、枯れ木に命中し、その激突部分はみごとに破壊され、一本丸ごと崩壊する様を見たりすると、やばいボランティアやってんなあと思わずにはおれません。
それでも6時間ほどかけて、88本の樹木の測量を完了することができました。
もっとも全部で2000本はあるか~、なんて言ってましたから今までの測量分を含めても、始まったばかりだというほかはありませんが…
何の役にたつの? と聞かれても、本当のところはわかりません。
でも何もしないことよりはいいのだと思います。
それほど鹿島の森は重症なのですから。
この時集まった6名のメンバーとの会話も意義あるものでしたし、「海とcafe」のグリーンカレーもうまかったし、何といっても一日鹿島の森で過ごすことができたことは、この上ない休日でもあったわけですので、後悔はもちろんございません。
翌日曜日は、今度は何もせず、ゆっくり山で過ごしたいと考えていました。
で、 出かけた先は近所の「淡路ヶ峠」。
秋の気配でも落ちてるかな? の考えは歩き始めてすぐに捨てました。
「暑い」
なんじゃこれは、というほどの陽気。
まあ天気はいいからありがたいのですが、情緒的にねぇ。
しかしやっぱり眺めは素晴らしい。
松山市を見る場所としてはNo1でしょうね。
展望台のベンチで、ちと昼寝をしてまいりました。
だってこんないい場所なのに、人っ子一人いないんですから・・
もったいないですよね。
いろいろあるからこそ、 仕事もあるからこそ、 こんなひと時が特別に感じられるのでしょうね。
毎日がこんな休日だったとしたら・・
感動はしないのかな?
さあ、 明日からも、またしんどいこともいろいろやりましょうかねぇ。
ほんの小さなことでも感動したり、喜んだりするために。