5月5日
5:30起床
昨日は目的のお山にも登れ、
一日中、静かなる感動に満ちた一日を過ごすことができた幸せに、
改めての感謝を太陽に捧げます。
毎度のように露天風呂につかり、阿蘇を拝み、風と戯れ、
そして朝食を終え、いよいよテントの撤収へと取り掛かります。
空いた時間に少しずつかたずけてきましたので、コットとテント、テーブル、椅子くらいです。
他のテントの皆様が、やっと寝起きの時間くらいには、我が家は静かに出発です。
「早起きはどえりゃあお得」という家訓の通り行動します。
この日は阿蘇山に行き、草千里に駐車し、そこから烏帽子岳を登り、昼食を取り、阿蘇神社に参拝し、大観峰に立ち寄った後、温泉宿に行くというプランですが、
早朝故、景色のいい道をスイスイ走り、予定通りに草千里へ到着。
相変わらず美しい場所です。
でもまあ烏帽子岳は初めてですので、ある程度の準備を整え、出発します。
草原の中、絶景を楽しみながら半周した後、登山口より登り始めます。
このお山はコースタイム1時間ほどですが、昨日の大船山を経験した足は、難なくというか、軽々と動いてくれます。
かみさんも問題ないようで、慣れてきたかなと思う瞬間です。
子どもでも登れる山だと思いますが、その割に満足感は高いと思います。
上から見下ろす草千里の草原風景や、阿蘇の火口から登る噴煙もまじかに見え、
昨日とはまた違う世界に興奮します。
一か月後には、山全体がミヤマキリシマのピンクに覆われた別世界に変わるわけですが、上からのその光景も、いつか見てみたいものだと思いました。
駐車場以外、人がほぼいませんので、本当にゆっくりと、ゆったりと過ごせます。
このことを知っているので、連休はついつい九州の山を考えがちになってしまいます。(笑)
普段歩かない場所までも堪能させていただきました。
駐車場のレストランで、簡単に昼食を済ませた後、熊本地震にて楼門、拝殿を失ってしまった阿蘇神社へと向かいます。
昨年もライダーズクラブで行かせていただいたのですが、その後のことも気になっており、参拝させていただこうと予定しておりました。
まだ新建築に着工されてない状態でしたが、参拝客は多く、皆気にしている様子で、寄付等もそれなりにされている様子でした。
大切な神社様だと思います。
早急なるご復旧を祈念申し上げます。
さて、ではでは阿蘇の外輪山を登り、大観峰からの展望を楽しむことにいたしましょう。
ここまでの移動もすべて、それはそれは素晴らしい風景を楽しむことができます。
いちいち車を止めて写真は撮りませんが、ぜひまだの方は行ってみてくださいませ。
ただ、ここも駐車場はすごかった・・
バイクと車の全国総会の様子です。(笑)
時間もたっぷりありますので、誠に気持ち穏やかに自然を楽しみます。
見事なお釈迦様の寝姿に見える、阿蘇五岳とともに。
五感が生きた状態でいると、人は安心感が増します。
自分が生きていることを、自覚できるからだと思います。
自覚というと不思議かもしれませんが、普段自分は自分を「自覚」していると思いますか?
眠っている感覚が多いと、生きていることを忘れているのでは?と思うことがあります。
もっと不便で、五感六感を必要としていた時代の方が、人は輝いていたような気がするのですが・・
あえて不便を楽しむ行為は、これからも続けていこうと思います。
周りに強要はいけませんが、巻き込んでいこうと思います。(笑)
15:30 本日の宿、黒川温泉 帆山亭着。
平屋の宿であり、各部屋の庭には個別の露天風呂があるというそこは・・・
こじんまりとしたような、それでいて十分な広さを感じさせる豊かな庭を感じながら受付へと。
離れの受付で、手続きとともにお茶をいただきます。
ここだけでも雰囲気抜群です。
説明を聞いた後、部屋へと移動。
やあやあ、ほんまに個別の露天風呂が・・
24時間入れる温泉が・・
貸し切りで・・・
ある意味夢のような宿でした。
2ヶ月以上前に宿探しした時、ここだけ唯一空室があり、かつ他の宿よりも離れてポツンとあるためか、割安なお宿でしたが・・
上等すぎます。 私たちには。
いつものパターンで、できるだけ旅の前半は質素にまとめ、
最終日のみ少し贅沢に、を意識しております。
変化がとても大切な何かをあたえてくれ、気づかせてくれると思っているからですが、
今回もドンピシャでした。
半分野宿から温泉宿まで・・ (笑)
陰と陽でんな。。(どっちも大事)
それにしても、大露天風呂も庭風呂も、何回入ったやら。
着いてすぐ、
飯の前、
メシの後、
寝る前、
夜中に、
眼ざめに、
朝飯前に、
朝飯後に、
出発前に・・・
天国ですなぁ。。
ほんま、よろしおすえ~ 、 九州阿蘇周辺 。
地震の傷を少しでも癒してあげるためにも、
是非、いってらっしゃ~い 。