森林公園を出発したのち、今度は、名勝「岩井滝」へと向かいます。
静かな森の中をゆっくり進んでいく素晴らしい道です。
対向車もほぼなし。
こんな山道が好きです。
そしてやってきたそこは・・
おおっ、人がいる。。(笑)
さすがにここは有名でした。
しかしやっぱり素晴らしい場所に違いありませんでした。
裏見の滝とも呼ばれるその滝は、しばし人を立ち止まらせ、静かに見入ってしまう力を持っておりました。
このあたりには他にもいろいろ景勝地があるようですが、とても全部は行けませぬ。。
そろそろ宿に移り、手続きしてから地元で使えるクーポンもらってお土産買わねば。。
ということで、本日の宿「東和楼」さんへ。
築90年を誇る建築が残る老舗中の老舗。
コロナ過の中、一日1組しか受付しないスタイルになり、80歳の女将さんと、50歳前の息子さんで切り盛りしているすごい宿でした。
すなわち私たち二人で全館借り上げている状態で、何もかも自由に使いたい放題というわけでございます。
部屋を見てびっくりしたのは、二間続きの純和室。
大正昭和そのものの部屋で、川端康成がそこに座って物書きしてそうな雰囲気でした。(笑)
地下のトンネルをくぐっていった温泉は、全国でも誠にまれな、湯船の底に直接湧き出ている自噴温泉かけ流しという温泉。
それがまた加水、加温なしのそのままのまま温泉で、熱くもなくぬるくもない温度の絶妙さに心底惚れました。
90年間途切れることなく湧き続けている様は感動的ですらあります。
隣を流れる吉井川より低い場所にあるこの温泉。
昨今の大雨で水没することもあり、そのたびに大変な労力で掃除されているご様子でしたが、ここに全国の秘湯好きが集まるのも十分理解できました。
料理も、聞けば80歳の女将さんが用意してくれているとのことでしたが、職人ではないからと謙遜しつつ、素材の素晴らしい食材を厳選し、家庭的に料理していただいたそれは、十分に私たちを満足させてくれました。
また、食事を楽しむ部屋は、正真正銘の90年物の屋久杉や、当時の組子細工、今では作れない極上板ガラス等で構成された30畳ほどの和室。
腰が抜けました。
ここを二人で貸し切りでございます。
贅沢なことでございます。
これで鏡野町のクーポン使って一泊二食二人で18,000円ほど。
手続きが煩雑で、年寄りにはむつかしくて、と言っておられたGotoももうすぐ使えるようになるともっと割引。
地域内で使えるクーポン4,000円、この町と提携しているモンベルカードで+2,000円の計6,000円の買い物もさせていただきました。
おまけに高速道路の3日間使いたいホーダイの事前予約でそれも割引あり。
人が動くわけですねぇ。
まあ政府も、お店も、旅館も、動いてもらいたのですから、場所選び等の注意を払いながら動いてまいりたいと思います。