一陣の嵐とともに、奴がやってきた。
齢1歳になったばかりのその男は、かかわるすべての人間をくぎ付けにし、僕のごとくあしらいながら数日間滞在した。
その男が去ったあと、見事なまでの空虚さが支配することになるのだが、そんなこととはつゆ知らず濃い口の日々を積み重ねたのであった。
おそがけの冬休みを取った息子家族が、孫とともに帰省してくれたのだが、前述のごとくすさまじい日々を体験できた。
この1歳のパワーというものは、これほどすさまじいものであったか・・ と認識した。
我が子の時のことはすでに忘れているのか、年を取ったからこう感じるのかは定かではないが、噂は本当であった。。
だか、それにもまして喜びが大きいのは言うまでもない。
実にありがたい、そしてうれしい日々を与えてくれたことに感謝する。