非常事態宣言は解除された。
感染者数も、地方はほぼ落ち着いたともいえる。
休日には、人出もだいぶ増えてきている様子ではある。
それでも不安は残ったまま。
おまけに公的機関ならぬ、民間一般の「自粛警察」なるものの目が光っているそうな・・ (笑)
くわばらくわばらと思いつつ、おうちのベランダで、だましだまし、ランチごっこしたりしてましたけど、さすがにもういっか。
ということで、相当久しぶりに近場の松山市野外活動センターに行ってみました。
案の定まだ本格営業には程遠い状態で、草も伸び放題、常設テント群も無人、広場も無人、奥は立ち入り禁止・・
かろうじて少人数でのバーベキューコーナーのみ一部オープンという状況でした。
あいあいキャンプで毎年何回もお世話になっていた場所ですが、これほど無人の状況は初めてで、少々気味悪くさえ感じます。
それでも整備の目がとどかないのをいいことに、植物はここぞとばかりに生き生きと成長しています。
各地の山小屋も自粛中ゆえ、周りの自然はものすごい勢いで自然に帰ろうとしていることでしょう。
風水害によるがけ崩れや登山道の損傷も、山小屋の人たちが毎年汗水たらして整備してくれていたわけですが、この一年の自粛で歩けないくらいくらいに荒廃していくのでしょう。
町の中の経済破綻も強烈ですが、自然の世界の変化も強烈な様子です。
一度すべてを手放すことになってから、
本当に大切な「こと」と「もの」に気づいていくプロセスが必要なのでしょうか?
思いっきり、手放すことに寛容でいられる人になっていられることが、
次世代の人間であれる「資格」になっているような、ないような・・・
なにか「許せない」人たちが氾濫し始めている予感ですが、
あえて「許せる」人になれるような心持ちを大切にしたいと思います。