加速度の増した世界の中で、シェアカフェ「晴れときどき・・・」も順調に加速している。(笑)
6月末までに、空いた1枠が埋まらない場合は、次回の契約更新は全員行わないというルールのもと、ヒヤヒヤしたかどうかわかりませんが、まあまあ焦りながら、9名のオーナーさんはミーティングを重ねたようです。
そしていくつかのプランを提案してこられたのですが、最終的に一人のオーナーが、昼の部と夜の部をつなげて借りるということで契約が成立しました。
延命に成功した瞬間でもありました。。
正直、延命の方にはあまり興味はないのですが、一人のオーナーが提案してきた事業内容が素晴らしかったことと、そのオーナーの、このシェアカフェに1年いて、チャレンジできうることをチャレンジし尽くし、そしてその間に次のオーナーを育てますという明確なビジョンに触れ、感動したことが印象に残りました。
まさにこのカフェの理念を十分理解してくれている人の発言だと、感心した次第です。
また、もう一つは、この空き枠を全員で借りようか、という案でした。
この全員で借りた枠があれば、部室のように、自分たちで自由にいつでも集まることができ、全員での清掃もこの枠でやりやすくなります。
当然全員で集まる回数も増え、コミュニケーションもより一層深まることでしょう。
ただ、全員が賃料を分割負担する場面においては意見が分かれたようで、それもさもありなんですが、ここに至るプロセスとして、彼らなりに提案してきたことも、実はうれしいことでありました。
その後、第一期生のオーナーさんが、本業多忙のため、悔しいけれど8月末にて卒業する旨を発表されました。
しかし、6月危機を体験したばかりの今のオーナーさんたちは違っていました。
常にシェアカフェオーナー候補者を用意すべく、速やかに動き出していたのです。
そのおかげで、すでに2組の面接を行っており、私からの要望である、事業計画書の提出を待っている状態であります。
これは今までにないスピードであり、私は今回一切手出しをしていませんので、彼らの中に、何らかの新しい意識が生まれてきたのであろうと推察するわけです。
こういう瞬間の蓄積が、どんなにうれしいことであるか、ご理解いただけるでしょうか?
仕掛け人冥利に尽きるというものです。
自分と他者と社会のそれぞれの利益のためという、明確な理念がある仕掛けは、かかわるすべての人にとって、居心地のいいものだと思います。
そのことの本質が理解されない間は、苦痛であるかもしれませんが、いずれ理解されるものとの確信があります。
なぜなら、こんな場所や仕組みに集まって来るという時点で、すでに選ばれた人であるだろうと思うからです。
誰によって選ばれたかはわかりませんが、おそらくは本来の自分によって、直感的に、そして明確に選ばれた道ではないのかなあと、勝手に想像しています。
またしばらく続きそうなシェアカフェ「晴れときどき・・・」
オーナーとお店の成長も、付加価値の一つだと思いますよ。
ぜひのぞいてみてくださいませ。