先週末は友人と二人で浜松まで車を走らせ、ある組織の役員会議に出席をしてきた。
そのある全国組織の統一リーダーなるものをどうも受けざるを得ない状況になっており、役員会にて承認を得るための出席であった。
その青天の霹靂の顛末は省略するが、まったくもって奇想天外としか言いようのない人事に、冗談抜きに脳天真っ白けになったものである。
それでも訳あって、生け贄か人身御供かは知らねども、どうやらお鉢が回ってきたようなので腹をくくった次第である。
なんでこうなるの?
であるが、このついでに組織のシステムを改革すべく模索も始めている。
そんなことでなかなか思い通りに自分を動かせてない。
しかし、そんな私を尻目に、なかなか素敵な一年を過ごしているように映る面々もいる。
それがあの今年の4月に立ち上がったばかりの「あいコミュ」だとは、想像だにしていなかった。。(失礼)
まだしばらくは迷路をさまようことだろうなと予想していたのだが、なんと彼らはなかなかにその理念の模索と確認、そして行動したことから見えてきた課題に基づくテーマやビジョンにまで及ぼうとしているではないか?
まあ何回かリーダーの相談には乗りましたし、その中で私に聞いてくる質問がポイントをついてきたなあとは思っていましたが、
ここまで来たとは・・ 。
やりまんなあ。
一緒にやってきたメンバーでもその成熟度を理解することは難しいかも知れませんが、あいキャンブログに掲載された記事をこちらでもご紹介させていただきましょう。(あいキャンブログは本ブログ以上に動いてないから見てないでしょうからね)
第4回あいコミュ作戦会議 議事録
日時:11月10日(日)13時30分~15時30分 場所:国立大洲青少年交流の家 オリエンテーションルーム メンバー:ひかる・たまひめ・あお・キラリ母・ひまわり・パックン・パックン 議事録:パックン
1.近況報告 たまひめ→10月は銀天街のファッションショーのイベントに参加した。 ひかる→たまひめの母校の文化祭に行ってきた。 あお→レオマワールドへ行ってきました! キラリ母→親の体調が悪くて名古屋へ帰ってました。忙しいー! ひまわり→変化なし! マギー→風邪ウイルス発生中! パックン→交流の家に宿泊中―!
2.あいコミュの方向性 前回の振り返りの時に、あいコミュの方向性を示してほしいという意見があり、たしかに、それが共有されてないと振り返りもできないので、先にその話をしたい。
・あいコミュの経緯の説明
私も大好きだったあいキャン、みんなからも何かしたいという声があったあいキャンから何か形を残していきたい!あいキャンのこの環境を創りたくてあいコミュを立ち上げた。その中で年齢も性別も何も関係なく集まれることが良いのではないか。
3月までなので急いで残さないといけない。まずは、あいコミュを作ってそこから準備を始めてきたので、まだ方向性がうまく定まっていないかもしれないけれど、この1年はお試しの1年にしたい。
・あいコミュの由来とは?
「あいあいキャンプ」で出会った仲間が「あい」を込めて「(コミュニティ=)家族のように」なったらいいなという想いを持って、「コミュニケーション」を大事にしていきたい!
・・・「あいコミュ」と命名
・あいコミュで大事にしたい4つのこと (あいキャンで「いいな」と思っていたことでもあります)
①みんなで創ること。
一から本当に様々なことを創ることができる!
②いろんな人が集まること。
違うから面白い。キャンプネームでフラットな関係を作っていく!
③一番弱い立場の人に合わせること。
・できる人に合わせるのではなくできない人にどうしたらできるようになるか考える。
・みんなが楽しいことが大事!
④「食」
・お腹がすくのはみんな同じ。準備、作る、食べる、片付ける ことをみんなで力を合わせてやりとげる!食べること(食育)で育つ!
以上の4つのことを大事にしていきたい。
3.あいコミュの理念「相互理解・相互扶助」を掲げて過ごしていくこと。
・みんながみんなのことを理解して、支え合って進んでいくことを大事にしたい。
理念や方向性を示すことで、みんなに違った概念を与えてしまうのではないかと考えていたけれど、マギー自身がやりたいことは、一年に一度キャンプをするのがみんなにも分かりやすい!し、やりたい!という思いでいる。
Q.これを聞いて、以前のミーティングに参加している人はどう思った?
・マギー自身に方向性を決めてもらうのはちょっと違うかもしれない。と思っていたが、前回のミーティングの中で方向性の話になるのは、個人個人の思っていることに差があるのではないかと思っている。
例)あいキャンの延長だと思っている人、全く別物と考えている人、様々ではないか。
・あいコミュというのは、まいた種からの水やりや肥料の場所であると考えている。だからこそ、大きな枠組みがあって、その中で具体的なことをみんなで決めていけたらいいのではないか。
・方向性の話は、立ちあげたマギー自身の言葉が入るのはいいと思う。
何をしていくのか、大きな目的を決めて、その目的に向けて様々なやりたいことを決めて取り組んでいくのは良いのではないか。
・大きな目的から小さな作業を一つ一つやっていくのは大人の視点だから、子どもの意見を取り入れると小さな作業は工夫がないとつまらないかもしれない。
・静岡ではチャレンジドも健常児も一緒の生活をしている中で、愛媛ではその環境がなかったため、あいキャンのやり方はとても良いと感じていた。そしてあいキャンをやめることになったことも理解できた。今回、あいコミュができて、何かやれることがあればと思い参加したけれど、自分の今の環境を考えると手を広げて活動はできない。でもこの環境は人それぞれなので、出来る範囲で活動していくことが大事だと思う。
・今回の方向性や理念について表現してくれたのはとてもよかった。マギーの考えていることを知ることができて、もっとコミュニケーションを取りながら、みんなの考えを聞いて進めていきたいと思った。
・あいキャンはなくなってしまったけれど、宿泊はできなくてもみんなと一緒にできることをしていきたい。普段しゃべらない人も、この場ではしゃべられる場を作っていったらいい。
・居場所があれば、話せるし、語れる、しんどいことやおもしろいことも共有することができる。みんなで集まって、話して、立場の弱い人も合わせて行きたい。
疑問)あいコミュはあいキャンには関わっていない、いろんな人が集まってもよい?
最初の1年は自分たちのことをしっかり見つけて行く1年にしたいと思っていたので、声をかけていなかったが、今後、いろんな人が集まっていく世界にしていきたい。
☆マギーの想い
・あいコミュでは、上記の4つのことを大切にする上で、やっぱりみんながやりたいと思っている「キャンプ」を1年に一度することを目標にして、準備や小さなイベントをしてコミュニケーションを大事にした集まりにしたい。
・キャンプをすることはいいけれど、子どもを見る親の立ち位置について、どういう風にしていくのかを決めて行くことが必要だと思っていて不安な点がある。
→自分の子どもをみるのと、他の子どもをみるのとでは意識的なものでどうしても差が出てきてしまうから。どのようにしたらいいのかわからない。
・基本的なスタンスは、キャンプをするならば、まずは安全管理に対するものを大事にしていく。
→大人の参加者が何人いれば、子どもは何人まで参加することができる。という具合。
・身体的な問題で、必ず親が介助をしないといけない家庭もあるので、一概に大人何人で子どもが何人まで参加というような形では言えないかも。
・他のキャンプに行ったときに、残念な思いをしたキャンプがあった。というのはキャンプに行ったら、お客様扱いのキャンプだったので、ぜひあいキャンのような自分から進んでできるキャンプにはしていきたい。
・いろんな意見はあるけれど、ぜひ条件で考えるのではなくて、常態で考えてほしい。介助が必要な子がいるからキャンプにはいけないではなくて、キャンプに行きたいから、どうしたらいけるようになるのかを考えて行くようにしてほしいと思っている。
・あいキャンのスタッフをやってきた人達はいろんな成長がみられていたので、ぜひあいキャンのようなキャンプを目指していきたい。
・キャンプが親子で参加できるならば、間近で我が子が成長できる姿を見ながらキャンプをできることはとってもおもしろいと思っているし、こんなに嬉しいことはない。
・子どもも親を親と思って接してしまうし、親も我が子として見てしまうのを今後どうしていくかを考えて行きたい。特に子どもの理解が難しい場合にどのようにして子どもに伝えていけるのだろうか。
・みんなの関わり方はみんなでこれから決めていけたらと考えている(マギー)。やりたいこともそれぞれあるし、いろんな関わり方、決め方がこれからできていけるのではないか。
きゅうけーい
・議題もその都度出していけたらと考えている。
→キャンプの関わり方、このイベントはこんなやり方で(親の関わり方、子ども関わり方)
・今後のイベントはあいコミュのメンバーだけでやっていくのか。
→最初からいろんな人を呼ぶと、自分たちの係わりがまだできていないので呼び掛けていなかったが、今後どうしていくかも決めていきたい。
・今後、いろんな人に呼び掛けていきたいけれど、いろんな人に呼び掛けるための材料(あいコミュってどんなところ?)が欲しい。
→ルールやあいコミュの概要などがあれば。土台(理念)が欲しい!
・イベント一つ一つにいろんな目的を決めて進めていくと、自然と参加対象なども決まってくるので、今後、ミーティングで決めていきましょう。
■弱い人の立場に合わせるというところから企画を考えていくことが、「あいコミュ」の一つの理念になっているのではないか。
→児童館や他のイベントとかにはない考え方だと初めて思った。
→何も知らない親にただ単にあいコミュを伝えると、普通の児童館がやっているようなことと変わらないと思われるのではないかと思っているからこそ、ぜひあいコミュの理解をしてもらいたい。
・親御さんによっては伝わらないことも多いと思うけれど、伝える、ということはしたい。そこで気づく方、分からない方もいるけれど、それでいい。
・ふりかえりの手法についてもあいキャンではやっていたけれど、あいコミュでもやっていくのか?
→ぜひ自分の行動を見つめ直す意味でもやっていきたい。
・あいコミュに人をもっと呼びたい、それをするためには名刺などがあったらいい。
・ふりかえりっていつまでするのか?ということについても、気軽にみんなで発言しあえるような雰囲気がつくっていけたらいい。
・話し合いでもつまらない話ばかりじゃなくて、いろんなゲームをしたりして、楽しいことも混ぜてやっていきたい。(たまひめ)
→例えば、コリンなどの小さい子どもにもついていけるミーティングをしていきたい。
・ミーティングは難しい時間、楽しい時間があってもいい。
→難しい時間は大人だけの時間でいい、楽しい時間の方がいい。正直、今はつまらない・・・(あお)
※工夫次第で、キャンプのときの感想なども使えるだろうし、いろんなやり方がある。
・ミーティングは作業も含めながら飽きない様にしていきたいですね(パックン)
・本当は会議室で会議をしたくなかったので、いろんな場所でミーティングをしていきたい。外で、レインボーで、焚火をしながら、また、ゆらのの森でできたらいいなと思っている。
→いろんないいアイデアもあるけれど、急にいろんな方向性を変えていくのは難しいとおもっているので、時期的なことも含めながらゆっくり考えていけたらいいんではないか。
・毎月の集まりになるとどうか?(マギー)
→毎月の集まりはちょっとしんどいかもしれない。
→時期的にはまったく参加できないこともある(ひかる)
→参加できるときに参加していったらいい(ひまわり)
→年間スケジュールをもって決めていきたい。(キラリ母)
→今まではパックンが土日が参加できなかったので、年間スケジュールを決めていなかった。というのがミーティングに一緒に参加してほしかったので。今後の動向を見て年間スケジュールがある方がいいとの意見なので、また決めていけたらと思う。
(残った時間を三崎のふりかえりとして実施↓)
・キャンプの時に、子ども達がいない場所での話し合いも設けていかないといけないと思う。女性の部屋でそれを聞いている子どもがいたように思う。
この点だけはぜひ気をつけてほしいと思った。
・ふりかえりを発言してしまうと、自分がいろんなことに対してやっているので、責任が取れなくて取り組めなくなるのではないかと不安があった(キラリ母)
・今回の三崎キャンプは、スイカ割りのような姿があってとてもよかったと感じている。特に不登校や障害児、健常児の子ども達は世の中にも、もっと他にもいるので、そういった世界を拡げていってほしいと思った。
・自分の子どもは、友達が来ないと参加したくないっていうことが多いので、ぜひいろんな人と一緒に参加していけたらと思う。
・ミーティングのやり方について、2時間以内とかどんな形でやっていけたらいいか模索中なので、もっと提案があれば嬉しい。リラクゼーションできるようなところにいったり、カラオケにいってみたり、楽しみながらミーティングをしていきたいと考えている。
・今年の忘年会や来年の新年会などの都合はどうか?
→今年は都合が合わないので難しい。例年11月頃は予定があまりないことが多いので、来年する場合は11月頃に企画してみてはどうか。
また、集まりを設ける場合は来年の1月の新年会などをしてみるとどうか。また連絡を回してみんなに聞いてみたらいいのではないか。
(雑談)
・鳥の丸焼きをやってみたい。
・鳥の顔を切ると、取りが追いかけてくる。
・食育として勉強できたらいいなぁ。
・丸鳥の野外炊飯、交流の家でもやってます。
・うどん、ピザ作り、まきまきパン、インスタントレトルトカレーで体験!
以上、第4回あいコミュ作戦会議議事録
どうでしょう?
これが誰かの作った組織に従属するのと、自分たちで一から創っていくことの大きな違いではないでしょうか?
すでに居るメンバーとの関係作りではなく、これから仲間を集めるということの必要性やむつかしさに直面すること、共通の共有できる理念を確認し、誰にでも伝えられること、具体的にその理念を実現するための事業とは何か?
そんなことから始まりは始まるのです。
私も13~14年前にはそんなことから一人で始めたわけですが、そのとき協力してくれた友人知人や仲間には心から感謝しておりますです。
その時のような体験が出来ることは、彼らにとってまさに起業するということに匹敵することだと思います。
そうやって、本当のリーダー(主体者・能動者)へと近づいていくのだと思います。
あいあいキャンプで体験したことは、ほんの少しリーダーの入り口を体験しただけのこと。
さあ、 これからが正念場ですね。
ぜひ楽しみながら、これからのご苦労の数々を体験していっていただきたいものだと思います。
私も、新たなリーダーへの挑戦に励みたいと思います。
と言いたいところですが、 本音は 「なんでやねん」
です。
あぁ~、 あかん、 ソートー未熟やわー 、 オレ 。
今年も暮れようとしとんのに~ 、成長しとらんやんけ~ 我ー 。。