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2014年12月30日 | SEED, 雑記

27日(土)は、14年間続けて参りましたseed  http://aobaland.com/seed/の最後のライブでありました。

常連のサウンドガーデンさん主催による、お店に出入りしているお客さんや生徒さんその他もろもろのバンドライブをみんなで楽しもうとする企画で、もうかれこれ続いている年末のイベントであります。

このサウンドガーデンの相原社長はまだ三十代ですが、自分のビジョンを若いうちから持ち続け、修行しながら自己実現にこぎつけた人でもありました。

手探りの挑戦を続けながら、ライブ会場としてこのseedを利用されてきたのですが、私からの容赦ない「seedのルール」「社会のルール」などを、毎回のごとく説教されてきたわけで、ふつうであればそそくさと逃げ出し、ここには来なくなるのが当たり前だと思うのに、彼とスタッフ、そしてミュージシャンたちは何ともけなげにその壁を乗り越え続けてきたのでありました。

ビルの周りの人々に対する迷惑行為に対して、私のカミナリは尋常ではありませんのでそれはもう本当に恐ろしかったと思います。 しかし私を単に忌み嫌うのではなく、その言葉の中に自分たちの知らない常識があることや、自分の良心に照らし合わせた場合に合点がいくことを見出していったのです。

その学ぼうという真剣なまなざしはとても印象に残っています。

そしてそれは当然のごとく成果として現れ、最終的に私が不在でもあたかも私がいるかのような環境が保たれるほどに成長していくのでありました。

一般的にライブハウスと周辺環境というものは、汚らしいあんちゃん達がうんこ座りしたりしながらたむろし、飲食物を散らかし、タバコも捨て放題、ところ構わず大声でわめきちらし、周りのことなどお構いなし・・   もしくはそれに準じる環境というのが一つのイメージですが、それをやられてしまいますと、フレッシュリーブスという複合ビルは台無しとなり、恐らく入居者さんは出て行かれることを選択されると思いますし、近隣の住民からもすさまじいバッシングを浴びるはずです。

しかし、seedでは当初何回かそのような失敗を体験した後、私からの強烈なフィードバックによる反省と改善を繰り返し、ほとんどそのようなことはなくなっていたのでした。

そんなことは当たり前のように思われると思いますが、百人近い老若男女が集まって盛り上がるわけですからそれ相応のトラブルが予想される中、できる限り周りに迷惑をかけないシステムとスタッフ行動を実現することは並大抵のことではありません。

それが、私抜きでも彼らはその環境を維持し続けました。

これはこの場所をもう貸してくれなくなったら困るから・・ というような短絡的なものではなく、まさに人間としての「格」に気づいたからに他ならないだろうと推察するのです。

自分の表現したいことはするけれども、だからと言ってその周りの人々に迷惑をかけてよいわけはない。

そんな自分たちの「人格」に対する、自らの「尊重」であったのだと思います。

 

この日も最後まで丁寧に環境を作り続けてくれました。

最後まで素晴らしい人たちでした。

 

支払いの後のお別れの時に彼が言います。

「seedは最後ですが、また社長のところに来ていいですか?」

恐る恐る聞いてきます。

私はびっくりして、「あたりまえや、形を変えるのはseedで、我々の付き合いは変わらへんで」と答えます。

あれほど厳しく接するときもあったのに、また私に会いたいと言ってくれる。

お客さんという付き合い以上の関係に育っていたことに感謝します。

 

また彼は、seedが今夜で最後だとミュージシャンに伝えたところ、泣き出してしまったメンバーがいたことも教えてくれました。

そして、

最後の見送りの時には、なんと彼まで泣き出してしまいました。

 

彼の背中をさすりながら、「大丈夫、サウンドガーデンはドンドン成長するよ」と声をかけるのが精いっぱいでした。

がむしゃらに、精いっぱいいろんなものに喰らいついてきた彼のここまでの年月が伝わってきました。

若者が失敗の中から、改善にチャレンジしながら成長する姿。

いつ見ても美しいものです。

これからも見守っていきたいと思います。

ありがとうございました、 サウンドガーデンさん。

ご発展を心より祈念申し上げます。

http://sgschool.jp/

 

 

そして、この日は同時にフレッシュリーブス http://www.aobaland.com/tenant/index.html の忘年会でもあります。

いつものブルーマーブルで、フレッシュリーブス入居者様をご招待し、大家のおごりで親睦を深めます。(笑)

私が求め続けてきた、意識し続けてきた、江戸時代の長屋のようなコミュニティーを、町の真ん中のコンクリートの縦長ビルで実現すること。

この日の夜も、おいしい料理と飲み物と会話で楽しんだ後、恒例となった一人一人の自己紹介タイムで全員が聞く耳をもって聞き、そして反応するアクションを垣間見ながら、15年でここまでこれたことを心の底から喜びました。

一人一人の人生が伝わってくるほど、聞く環境が整い、心が整い、空気が整っていたのだと思います。

だって本当に年齢差30歳以上の、大家族のような食卓でしたから・・・

 

大家冥利に尽きます。

 

この方々がいてくれるおかげ様だと思っています。

満室のフレッシュリーブの入居者さんの、来年のご活躍を心より祈念し、今年一年の御礼とさせていただきます。

みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

来年も楽しくやりましょう!!

ありがとうございました。

 

 

 

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