先日、後輩の突然の死を見送ったばかりだというのに、
またしても別の後輩が逝ってしまった。
彼の親友から聞いた話の深刻さに唖然としつつ、その無念さに心が疼く。
苦しんでいる人がたくさんいる。
案外身近な存在に振り回されながら苦しんでいる人が。
ストレスの連鎖は、常に弱い方へ、受けてくれそうな方へと流れていく。
真面目でやさしいその魂は、一身にそれを受け止め、乗り越えようとさらにもがき続ける。
もって行き場のない永遠の地獄の日々が、まじめでやさしい魂を少しずつむしばんでいく。
かかわり、励まし続けた周りの魂たちも、その結末に懺悔と後悔の念で血塗られていく。
逃げればよかったのに、
捨てればよかったのにと、
つぶやいたところで虚しさが増幅するだけ。
答えのでない堂々巡りが、
延々とつづいていく。
それでも残ったものは、
生きていく。
生きねばならぬ。
死ぬるまで。