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知恵で生み出す人生
2015年6月28日 | 雑記

去年の今頃、真っ正直な人物に「今年中に笑いながらぶっ倒れていくタイプやねー」と指摘され、素直に生活改善し、今もって生かされている私ですが、その後またご指摘をいただき、睡眠の質が悪いということでこのお休みはよく寝ました。 昼間から。(笑)

確かに体は睡眠を求めていました。  感謝。

 

さて、こんな風に体の声を聞きながら生きていくことも本当に大切な事ですが、どうしても普段の心理状態としましては、「どう生きていくか」ということの方を重視しがちであります。

しかし、自分だけで右往左往しましてもなかなかヒントさえ見つかりにくいものでもあります。

そこで何とかと思う気持ちからいろんなところに出かけてみたり、いろんな人に会ってみたりという行動を無意識に起こしているのかもしれません。 私の場合・・

そんな中、脚本家の倉本 聡氏の声に出合いました。

 

”      ・・・ 戦後を振り返ると、日本はどんどん豊かになり、便利になった。 便利というのは、人間が本来持っているエネルギーを使わないで済むことをいう。 僕は居心地が悪くなって、身の丈に合った暮らしがしたいと思って富良野に行った。 そこで色んなカルチャーショックを受けた。

知識というものが全く役に立たない。 知恵で生み出さないとダメなんです。

僕らの仕事を創作という。 「創」と「作」という字を考えてほしい。

両方とも「つくる」ですが、意味は違う。

「作」は知識と金で、前例に基づいて作ることをいうのだと思う。

それに比べて、金がなくても知恵でもって前例にないものを生み出すことを「創」というのだと思う。

創作はハッピーエンディングの一つのキーワードだと思います。 「作る」でやっちゃあ、意味ないんですね。 「創る」でないと。

 

僕は夜、ろうそくで風呂に入ります。 利点は二つ。 一つは、ろうそくの揺らぎが水面に映ると、老いさらばえた体が非常に美しく見えます。 もう一つは、ろうそくの減り方は目に見えます。 今、電気をどのくらい消費したかメーターを見に走る人はいないと思う。

昔、花街で芸者さんの花代をお線香代って言いました。 芸者さんが来るとお線香に火をつけて、なくなると帰っちゃう。 公衆電話は、、10円玉がちゃりんちゃりんと減っていくのが分かった。

これは日常生活に限らない。 武器の問題がそう。

昔はぐさりと刺して血を出して、相手の断末魔を見たわけです。 今は遠くから、相手が死ぬところを見ずに、罪の意識が起きないような兵器を開発していくわけです。

 

去年の春先、娘夫婦が「富士山に登った」って得意げに言うからね「3776㍍登ったのか」と言ったら黙っちゃった。 「五合目まで車で行ったんだろう」と言ったら、むっとしたわけです。

我々は、文明が進歩して五合目が当たり前だと思っちゃってます。 もしかすると六合目までエスカレーターができたり、七合目にヘリポートができたり、これを世の中の進歩と言っちゃう。

しかし、進歩であると同時にどんどん狭くなります。 視野も狭くなれば、選択肢も狭くなります。 海抜ゼロはものすごく広いんです。 あらゆる選択肢が見えてくる。

僕らが今後の生活を考えるとき、中途半端に五合目の思考をしちゃいけないと思うんです。 座標軸を下へ持ってって、その地点から物事を考えないと誤るという気がします。

 

尊敬する開高健さんが、死ぬ前に非常にすてきなエッセーを書いておられました。 パリの空港で、一人の旅人が疲れ果ててトランクに腰を下ろしていたんですね。 空港の係員が心配して「どうされましたか」って聞くと、「今遠くから到着したとこなんですが、体は到着したんですが心が到着しないんで、今心の到着をここで待っているとこなんです」と言う。

僕らは今あらゆることに追われに追われて、どんどん前へと進み出ちゃってるけど、本当に心がそれに付いていってるんだろうかっていうことを、常に危なく思います。

皆さんもたまにはトランクに腰を下ろして、心の到着をお待ちになったらいかがでしょうか。 ”

 

 

「心の到着を待つ」ための昼寝であったかどうかは別として、相変わらず含蓄のあるお言葉。

私自身言い続けてきた言葉とも重なる部分もあり、心地よく感じています。

倉本さんもとても「プロセス」を大切に扱える人であり、「アナログ」に「リアリティー」を感じられる人であることが良くわかります。

だからこそ、

だからこそあらためて自分の身辺を整理し、追われに追われるものから体と心を少しでも開放し、本当に自分が求めていることに、資源と時間を集中していこうと思います。

年を取るに従い、失っていくものもある以上、変化をするのは当たり前。 若い時と同じようには参りませぬ。

しかし、倉本さんはこうも申しております。

「体力はなくしたが、気力はまだまだある。 想像力、精神力、やる気、色気。 これらは年をとっても衰えないという気がします」

 

なくすものもあれば、年と共に強化されるものもある。 各種体験を経て、初めて生まれてくる想像力もしかり、困難に立ち向かったからこそ育てられた精神力もしかり、それらの価値を知ったが故に、改めて沸き起こるやる気もしかりでしょう。  (色気と縁がなさそうなのはなぜ?)

整理するものを整理しなおし、自分の創作活動(人生)を楽しみたいと思います。

 

 

 

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