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空山色の未来
2014年2月15日 | 雑記

日本が誇るNPO活動の一つだと本気で思っているのが、鳥取にあるNPOハーモニィカレッジであるのは以前にもご紹介したとおり。

あいあいキャンプともその理念において共通するところも多く、またそこに集う人々のすばらしさも相まって、私はファンのひとりである。 いろんな団体さんも見てきたけど、常にトップクラスの活動をされているなあと尊敬しております。

そんなハーモニィカレッジが発行する情報誌「ポニーエクスプレス」が届きました。

事務局長の「ちょろ」が送ってくれたものですが、今回もとてもすばらしい内容でしたので皆さんにもお裾わけです。

 

〈誇らかに花開け〉

「自らの意思で」

「やりたいことを、自分の意思で徹底的にやり尽くす」。 少し大げさかもしれないが、ポニー牧場はそんな場所だと思っている。 特に ”自らの意思で” というところが重要である。 馬とふれ合うことことの良さは百も承知であるが、敢えて「乗せない乗馬」を目指している。 もちろん、乗りたくなるような仕掛けは必要だ。

言葉が通じない、自分よりも何倍も大きな馬に身体を預け、心通わせた瞬間のアノ感覚・・・人間中心ではない、奥深い ”命の世界” を感じる瞬間でもある。 しかし乗馬は、厳しい一面も持ち合わせている。 子どもたちによく言う言葉がある。

「馬は絶対にウソをつかない」。

馬は力量を身につければ大人も子どもも関係なく応えてくれる。 力量とは単に技術だけでなく、バランス感覚、力加減、タイミング、気迫、馬の理解などの総合力のことだ。 自分で決めず、大人の勧めで乗馬した子は厳しい一面にぶつかれば、すぐに諦めるか人や馬のせいにして自分と向き合わない場合も多い。 たとえ自分で決めたとしても、越えられない壁に悔し涙を流す子も数多く見てきた。 しかし、自分と向き合い続けた子の壁を乗り越える瞬間や、いろんな想いと共に頬を伝う涙も見てきた。 その子にとって大きな自信となるに違いないと信じている。

私たち大人は子どもに何をさせ、どうなってほしいと願うのか? 乗馬と同様に人生には何度も壁が訪れ、その大きさが達成感や自信や誇りの大きさに比例するのだと思う。 いろんな壁に立ち向かい、乗り越えるためにも ”自らの意思で” がとても重要だ。 それは遊びや勉強、スポーツなどすべてのことに共通するのではないか。 果たして今、子どもたちが自らの意思で決められることがどれくらいあるのだろうか?

私は、自分で決めて本気になった子どもが放つエネルギーを信じ、この1年も多くの人と出会い、共に学び、楽しみながら活動を続けていきたいと思う。

理事長  シュート

 

 

シュートのこどもたちに対する指導を現地で直接見たことのある私には、この彼の文章で言いたいことがとてもよく理解できる。 大きな愛情に裏打ちされた叱咤激励の持つ無限エネルギーの凄さが、とてもよくわかる。 そういうスタッフによってその環境は創られている。 だから、そこでボランティアを体験する若者たちや子どもたちは健全に健康的に育つ。

では、大学生の若者はどんな風に育っているのか?

若者の文章をご紹介しましょう。

 

〈ポニーと青春のハーモニィ〉

「カウンセラーとしてできること」

「学力低下」「学習意欲低下」そう言われ続けた中で育ってきた私は「ゆとり教育」世代。 その教育の内容は、他の人より良い点をとり、他の人より良い大学を出て、他の人より良い会社に就職することが幸せにつながる。そういう印象でした。

ハーモニィカレッジに出会ってはや1年半。 今まで経験したことのない教育方針で、子どもたちのことを真剣に考える。 よく考えると、この活動では「教える」ということを意外としてこなかったかもしれません。 しかし、子どもたちと一緒になって遊ぶにつれて、自然と何かを教え、また教わっていることに気づかされました。 発見、助け合い、信頼、愛情、感謝などが人間形成の基礎になる。 そういう大切なことを教える、教わるバトンリレーのような関係ができるのも、それが許される場所があってこそだと思います。

ここ空山ポニー牧場はいろいろな要素が詰まった場所です。 子どもたちが、「これをしなさい」と言われるのではなく何をしてもいい場所。 思いついたらすぐに実行できる場所。 真剣になることができる場所。 人や自然と出会う場所。 そして、仲間がいて、時間を忘れることができる場所。 ただ楽しいだけではなく、我慢することやきついこと、涙することを通して人の気持ちが分かる。

こういう場所が自分の子どもの頃にあったらもっと楽しかっただろうし、価値観や人生も変わってきたかもしれません。 ただ、それは子どものみが経験できるのではなく、大人も実感することができる。 こういった活動をもっと周りの人に知ってもらいたいし、こういう場に出会えたことに今は感謝の気持ちでいっぱいです。

子どもと大人とポニーと自然とカウンセラー。 私はハーモニィカレッジの要素は大きくこう分けられると思っています。 その中でも、私たちカウンセラーは、社会人と子どもの境目であるし、子どもの気持ちを思い出しやすい年代でもあります。 毎日の活動で心がけていることは、子どもの気持ちを理解しようとすること。 間違ったことをしても叱るのではなく、そばに寄り添っていければ、意思が通じあうようになると思います。 それはポニーにも同じことがいえるかもしれません。

私は子どもたちが自信たっぷりに生き、時間を忘れ、楽しめるような環境を作っていきます。 そうしていつか子どもたちが大人になった時に、空山で経験したことを思い出し、同じように、良いと思ったことを伝えていってくれたらと思います。

トトロ

 

 

たった1年半のボランティア体験で、専門の教育者よりも教育の本質に触れているのでは?と思わせるほどの気づきを得ていることがよく伝わってきます。

あいあいキャンプのスタッフでもそうでしたが、本当に主体的に自分で決めた人間は、その主体的活動によって、主体的に気づくのであります。 決して人の考え方の受け売りを「記憶」したような代物ではなく、自らの内側から「気づく」のです。 だからその感動を忘れないのです。 決して色あせないのです。 だから今度は他人にお裾わけしたくなるのです。 もしもそんな循環が継続していくのであれば・・    楽しくなりません?

空山のポニー牧場では、そんな循環がすでに始まっています。

歓迎すべき未来の、未来による、未来のための活動が、「今」、行われています。

 

空山のみんな~  、  またまた勇気をありがとう~ 。

今度は夏に行くぞ~ 。

http://www.harmony-college.or.jp/ponyclub.html

 

 

 

 

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