” さて、このように世の中が委縮していますから、例外業種を除いて
はコロナ以前のように売上が戻ることは難しいでしょう。ほとん
どの魚が海の底に潜んでいるのに、網を投げても獲れる魚は少ないで
しょう。”
と語るのは、経営プロデューサーの吉岡憲章氏。
だからこそのこれからの時代を、どう乗り越えていくべきなのかを一つの視点で解説してくれている。
ご参考まで。
“ このような時「損益分岐点経営」というものがあることを知って
ください。これが、この時代を生き抜くための切り札となります。
少しややこしいですが、生き残るための大事なポイントですから、
目を凝らして読んでください。
損益分岐点(BEP)とは、これ以上売上が下がると利益が赤字になる点で、
その時の売上高を「損益分岐点売上」と言います。
損益分岐点は次の式で計算します。
損益分岐点=固定費/(1-変動費比率)
注:(変動費比率=変動費/売上高)
会社の会計は、売上高=固定費+変動費+利益で構成されています。
固定費は人件費や家賃、減価償却費、水光熱費ほかの売上の増減に関
係のない費用です。変動費は材料費、外注費、仕入、運賃など売上に
比例する経費を言います。
つまり、固定費は会社を維持するための費用、変動費は会社が行動
するためのエネルギーと考えるとわかりやすいですね。
従って、固定費を圧縮すること、変動比率を低減することが
損益分岐点を下げる(改善する)ことになります。
今の様に、売上増加によって利益を出すことが難しい経済環境では、
ムダな固定費を徹底的に絞り込むこと、仕入や外注費などを再度
見直して変動費率を少しでも下げることが、生き残る道と言えます。”
できることはすべてやりつくし、それでもだめならしょうがない。
どうにもならないこともある。
そう思っておればいいと思っている。
それほどまでに、
新型コロナ以外にも、自然災害、害虫被害、世界情勢・・・
同時並行にすさまじいことが起こっている。
日本のマスコミをあてにせず、世界の情勢を自分で探しに行きましょう。
これから起こるであろうことは、
なかなかにすさまじいことが起こりそうです。
いっぺんに考えても仕方ないので、
経営者の皆様は、吉岡氏の指摘してくださることからでも始めましょう。