渡辺京二氏は「テクノロジーよりも人間関係が大切だ」と言われました。
私ももちろんそう思います。
が、
正確に表現するならば、どちらも大切です。
もはやテクノロジーなしには現代人は生き延びることさえ満足にはできないでしょうから。
それがない世界を想像しただけで寒気がします。
ただ、
私には理解ができていませんでした。
これから向かうITやAI(人工知能)の世界というものはいかなるものなのかが。
よくわからないものに対して「想像」しようとしても、「素養」「体験」がないのですから何も想像できないのです。
そのことがかえって「不安」を増幅し、もうどうやって生きていっていいのか、どんな仕事をすればいいのか、いや仕事はあるのか、と言ったような「漠然」とした不安を引き起こし、その不安をもとに想像した気分でいるものですから、「最悪の気分」しか生み出さないという結果と循環に陥っていました。
これを少しでも脱却したいと思えば、やることは一つ。
勉強するだけです。
その世界にいて、体験実行し、しかも世界の状態を知っている人から教えてもらうこと。
それしかないと思い、直感的に選んだ書籍が二冊。
落合陽一氏による「日本再興戦略」と、井上智洋氏の「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」です。
私にとってはかなりびっくりな内容でした。
まあそれだけ「無知」であったとも言えますが・・ (苦笑)
そこまでの世界がもうすでに動いているのですね。
そうやって加速しているのですね。
ということがそこそこ理解できました。
その通りになるとかならないとかということではなく、私の「無知」な脳に一定の「情報」をインプットできたというべきでしょう。
お二人ともまだ若い学者さんであり、経営者でもあったりするわけですので、「人間そのものの経験値」としてはまだ未熟なところもあるのでしょうが、それを差し引いても驚くべき人たちでありました。
私にとって、想像するための「材料」としては基本材がそろった感じがします。
これからさらに材料を吟味加味しながら、自分なりの「想像料理」をしてみたいと思います。
読み終わった後は、漠然とした不安ではなく、少し具体的な不安に変容していたことが「救い」です。
何をしていくべきなのか?
自分の中に付け足しながら考えていきたいと思います。
天災地変の心配もさることながら、
仕事がなくなるかもしれない心配も、一大事なことに変わりはありませんものね。。
皆様はどう思います?