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2010 あいキャン報告書抜粋 2
2011年4月20日 | ボランティア活動

さて、 あいあいキャンプは夏のキャンプだけでなく、年間を通してかれこれの頻度で、しかもそれぞれの内容で行われている活動であることが少しはご理解いただけたのではないでしょうか。

これ以外にも小さな集まりや、準備作業、練習時間、各種打ち合わせや相談事等を含めますと人生の半分くらいは費やしているといっても過言ではありますまい。

本番は1日とか3-4日しかないわけですが、それまでのプロセスによって初めてなしうることができる活動だというわけです。 そして、わざとこの様な「環境」を用意しているわけなのです。 表に出ない、裏方の仕事、作業、そこにこそ本当に大切なものがあると思っているからこそ用意させていただいているのです。 もちろんすべての若者がそのことを理解しているわけではなく、軽く考えているメンバーの方が多いですし、実際ひどい例になりますと、この団体に「所属」していることが就職に有利であるとか、安心感があるとか、友達に自慢できるなどの低レベルのメンバーがいる事も事実です。 でもそれで結構なのです。 その方たちは必然的に何も手にすることなく、気づくことなく、いなくなります。 こちらがどうのこうのしなくても自然に仕分けされていきます。 

そして困難を楽しみながら、助け合いながらやり続けたメンバーのみが恐らくその年齢では考えられないくらいの喜びにあふれた「体験」と「気づき」を手にしているのではないでしょうか。 

 

今回ご紹介する報告書抜粋は、メンバーの役割についての説明部分です。 ちなみに私はキャンププロデューサー(CP)という役割です。 他のメンバーはそれ以外の部分を自分で選択するところからこのキャンプは始まります。 

キャンパーは4グループに分かれますが、その中に入り込みキャンパーと共に生活するスタッフ(GS)と、グループには所属せず外から各グループの様子を見ながらキャンパーのフォローをしたりお手伝いをしたり代理をしたりというスタッフ(MS)に大きく二分されます。 この内からの目と外からの目の二つの目によってキャンパーは見守られるというわけです。 そしてメンバーはその二つのうちのいずれかを選択し、それ以外にもPD・MDというリーダーの役割も兼務します。 今年からプログラムごとや細分化したMDの仕事を全員がいずれかのリーダー業務を兼務するという形です。 つい人任せになりやすいシステムから、主体者を必ず体験できるシステムへと改善したわけです。 もちろんメンバーは不安でしょうし、恐らく私のいないところでは悪口を言っているに違いありません。。   (笑)

ではそのあたりの説明を是非見てみてください。

 

あいあいキャンプ組織図及び役割説明

PD(プログラムディレクター)

 キャンプ全体の総括リーダーとして各プログラムの素案を提案し、全体ミーティングで全員の意見を採り入れながらプログラムを完成させていく。本キャンプにおいてはキャンプ全体を家族ととらえるなら父親的な存在として各グループやMS、その他スタッフに対して係わりながら適宜指示を出していく。

ミクロ・マクロの視点を持ちながらカウンセラーやキャンパー全体の把握を心がけプログラムを進行していく必要がある。

 

MD(マネジメントディレクター)

 PDと共にリーダーの役割を受け持つが、主に実務部分(食料、備品、保全等)を担う。3泊4日分の食材配分及び手配、遊び道具等の用意などの素案を提案し全体ミーティングで完成させていく。本キャンプにおいては母親的な存在として各グループやMS、その他スタッフに係わりながら適宜指示を出していく。包容力を持って全員と接し、食中毒、事故など安全対策等に気を配る必要がある。

 

GS(グループスタッフ)

 チャレンジド(障害児)約3名、健常児約3名からなるグループのリーダーとして全員に気を配りながらもグループとしてまとまりが持てるように係わる。各キャンパーの身の回りの世話も含め、メンタルな部分のフォローが必要となるが、キャンパーとの信頼関係が構築出来てないとグループがまとまらない。リーダーといっても全て表に立つのではなく、うまくキャンパーの自主性、自発性を引き出してやれるカウンセラーとして振る舞っていく。様々な歌やゲーム、遊び方を熟知し自分の中に引き出しをいくつも持って、明るく前向きな態度が必要。

 

MS(マネジメントスタッフ)

 グループには属さずフリーな立場でキャンプ全体に係わり、各プログラムの準備やグループからの依頼に基づく手伝い、安全管理等の業務を遂行する。

 必要以上にグループに入ることはGSとグループの状態に影響を与えることがあるが、GSの指示に基づいてグループに入ることによって雰囲気や環境が変わることもあり、GS同様幅広い遊びの空間を必要とする。グループにとらわれてないので客観的にグループを見ることが出来ることから、GSにとって大切な情報源となる。

 

CP(キャンププロデューサー)

あいあいキャンプの目的・組織形態・環境形態・周辺形態を決め、その実行、実現にむけて人的資源・資金資源・設備資源・環境資源・ネットワーク資源を創出し、それらを有機的に繋ぎながら、それぞれの主体が失われることなく進んでいけるよう調整する。

 

サポーター

 スタッフからの要望、要請に対して協力する。設備備品の貸与、労働力の提供等。

 

 そして最後に付け加えるとすれば、この各種役割には「上下」がありません。 上から下への一般的な組織ではなく、どの役割も平面上に配置されています。 対等なのです。はじめから・・

どの役割が抜けてもこのキャンプはできません。 一人ひとりがどうしても「必要な存在」なのです。 無駄な人は一人もいない  と 言われても、そのことを体験できる場所はそうそうないように思えます。 ここではそれぞれのペースでそのことに気づけるのではないかと思うのですが…

 

 

 

 

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