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エピソード 12 by aiaicamp 
2010年10月9日 | ボランティア活動

今年入会してくれた新人さんの中に、とても有名なカモメの名前をつけられたスタッフがいます。(全員キャンプネームを皆によってつけられる)

おいちゃんの年齢の人ならピンと来るはずですが、若い人には検討がつかないかも・・

そのスタッフは社会人スタッフとして今年から参加してくれているのですが、20代の女性には見えない重みがあります。  いやいやいやいや、 体重のことではありません。。  標準体重の美しい女性です。少々というか、 まあまあというか、 かなりというか、 アウトドア派であることを除けば ・・・

 

今治市郊外というか、隣町あたりにそれはそれは美しい海岸があります。  弓なりに湾曲した砂浜からは、緑と岩の造形美溢れる小島がひとつだけその半円形の海に浮かんでいます。

月夜の晩はその凪いだ海にくっきりとお月様が写り、その小島の影と相まってこの世のものとは思えないほどの美しさを独り占めか少数占めできる場所でもあります。

私の若い時分は時折バイクを飛ばして、ひとり夕暮れにその風景と同化しに行ったものです。

その懐かしの秘密めいた美しい場所で、先述のうら若き乙女は友人と夜を徹して焼肉しながら酒をあおるのだそうです。 (ゴメン、ちょっとは大げさ、ちょっとだけよ)

わたしの美しい風景が ・・・   あぁ。      でも、 ほんとはちょっと飲みたいかも ・・

 

前置きが長くなりました ・・     (連休なので?)

その豪快で重みのある美しい彼女からの本キャンレポートです。

キャンプ3日目ともなりますと、キャンパーはかなりの変化を見せてくれます。 2日前にここに来たときとは個人差はあるにせよかなり変化してきます。

なかなか会話もなかった子供が当たり前のように誰かれなくおしゃべりしてたり、ずっと一人でいた子が誰かの手を握っていたり、とにかくコミュニケーションが一段上のレベルでされている感覚です。

その中に発達障害の高校生男子がいます。 彼は会話もほとんどなく、いつも静かにいる人なのですが、体格はいいし、眉毛は太く凛々しく、その下には優しさをたたえるような瞳がたたずんでいるような人なのです。 30年前の私を彷彿とさせるような ・・・・・       しっ、 失礼しました。 うそぴょんですぅ~ 。   

そんな彼が炎天下の下、一人黙々と火を消さないようにかまどの管理をしていたそうです。 するとどうでしょう、そこへ同じ高校生である同じグループの女の子がやって来てうちわでかまどを扇ぐかと思いきや、火照っているであろう彼の体を扇ぎ始めたというのです。 彼女自身もコミュニケーション障害があり、会話はオウム返しが中心となりなかなか成立しません。 そんな二人が静かに、美しい光景としてたたずんでいたというのです。   

スタッフの彼女はこう記しています。

「無言の二人。 あるがまま、ありのまま。。 とても自然な気がして離れた場所から見ていて、この時間を好きだなっと思いました」

どうでしょう?    黙々と誰かのために頑張っている人と、それを見て何か役に立ちたい、支えたいと思い行動する人と、その光景を美しいと思い見守れる人。

三者三様の母性にあふれていると思いません?

 

このお話には続きがあります。

この後のプール遊びの時に、この女子高生は浮き輪に乗ったあの男子高生の浮き輪をしっかりと手でつかみ、ゆらりゆらりと波間を揺られながら消えていくのでした。  有無を言わさず ・・・

その時の無口で内気な男子高生の表情はと言えば、 視点は宙を泳ぎ、自由にならない己の人生に対する歯がゆさを滲ませた修行僧のようでもあり、また未知なる世界へのいくばくかの期待と好奇心の入り混じったような顔であったように思います。。

かたや女子高生は満面に笑みをたたえながら、その三日月形に固定された目と口の形を保ったまま、視線を私のカメラに向けたまま、ゆっくりとゆっくりとその濃厚な時間を楽しむように二人旅を続けるのでありました。(ビデオ参照、キャンパー、正・サポート会員のみ)

さすがの私も、 もうそれ以上凝視することがなぜだかできず、思わずカメラの視線を水面へと落としてしまうのでありました。  そう、 あまりに幸せな他人の顔はそこまででない人にとって時に苦痛へと変わるのでございます。

なんでおいちゃんここまで来て、こんな気持ちにならなあかんの??    罪やわー。お二人さん。 あ、いや、 お一人さん!

でもなんかこのキャンプこういう恋心みたいな気持が生まれやすいのよねー、 昔から ・・  スタッフも含めて ・・

重く美しい彼女の言う、お互いが 「あるがまま、ありのまま」 でいられるからこそかも知れませんねぇ ・・・

 

 

 

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