先日の休みにかみさんと映画に行ってきた。
今度は 「今度は愛妻家」 という映画。 何とまあ、という主題である。 フツウなら無視しそうなパターン。 しかし、今回チラと新聞で作詞家の秋元 康が絶賛していたのを見てしまった。 ということで、ちょうどいい時間だったので行ってしまった。
これは確かに良かった。 しかし、内容は言えない。 というか、言うと台無しになってしまう落ちがある。
ものすごい落ちなのだが、これでこそこの映画は成立していると言って過言ではない。
とても身近なことを伝えるにはどうすれば伝わりやすいのだろう・・ と考えた末にこの手法に行き着いたのかどうかは原作者や脚本家に聞いてみないと分からないが、どちらも女性であった。
んーーー、 女は凄いねえ。
でも、 しみじみ泣けた。
その後時間よろしくマーブルデーの時間が来たので、かみさんとブルーマーブルに移動し、いつものように初めての方やいつものメンバーと一杯やりました。
その日は宇和特別支援学校の先生とかれこれ障害児の就労についての現実や、その枝葉の話も深く聞けて参考になったり、東京から四万十川の源流に移住し、四万十川の再生に尽力している仙人のようなおじ様とも出会い、かれこれ面白い話が聞けました。
このおじ様を連れてきたのはいつものメンバーの石の彫刻家のくまさんこと宮内 宏氏http://www.h5.dion.ne.jp/~stonemia/ である。
くまさんも実は彫刻家というだけでなく、神戸の震災の時も真っ先に身の回りの役立ちそうなものや水を用意して自前のトラックで駆けつけ、しばらくの間現地でボランティア活動していたり、これはほとんどニュースにさえならない現実だが、瀬戸内海の祝島という山口県に属する島の隣に原発建設が数十年前に決められた。 周辺の島々の漁業組合や住民は保証金をもらっているのだが、祝島の組合や住民は誰一人受け取っていない。 なぜなら彼らは海流からしてこの瀬戸内海のへそに当たる場所に原発が出来ることは、そこに生きる魚類をもとに生活する者として、100パーセント安全と言い切れないものを消費者に提供することを良心が許さないし、未来に向けて負の遺産を作ることを許さないとして何十年も反対運動をしている。 漁船やカヌーで工事予定地に出向いて、体を張って阻止し続けている。 国内外の協力者も増えて複数のカヌーで阻止行動を今でも続けている。http://www.iwaishima.jp/
実はこの中にくまさんもいる。
直接自分の事ではないのだが、くまさんには自分のことより、この国のことや、子どもたちのことや、地球のこととしていても立ってもいられないのだろう。 そういう人なのである。
そんな人が連れてくる人はおもしろい。 いつに無く真剣に聞き入ってしまった。 仙人は今の四万十源流を出て、今度は久万高原町の限界集落に住まいを探しているという。 私の出番である。
探しに行こう。 誰か情報あったら教えてね。
そんなこんなのマーブルデーもいい時間になり、三々五々お開きになっていく中で、今日見た映画の話をみんなにしていたら ・・・
あの、 あの大事な落ちを・・・
かみさんはすらすらと、 みんなにばらしてしまった ・・・・・・・ あぁ、
あぁ、 信じらんねぇ ・・・・
とんでもない落ちで、 ある休日の夜は更けてゆくのであった ・・