四月に入ってはや5日目とは・・
なんとも早い ・・ いつの間に時間がたったの? って感じである。
しかし、外は一面桜色。 しばし意識を淡い色にゆだねていよう ・・
ということで、昨日は久方ぶりにかみさんと映画を見に行った。 そう、 骨折妻が右腕を吊ったまんま。
まあかみさんももう慣れたもので、そんな格好でもなんとも思わないらしい。。 私が言うのもなんだけど、彼女の神経もまあまあのもんだと思う。 普段から凄いとは思っているが、 まあすごいやね。
道後の家から大街道の映画館まで歩いてトコトコと小春日和を楽しみながら行きました。
そして見た映画とは、 「花のあと」
女優 北川景子初の時代劇挑戦であるが、なんの、 天晴れである。 実に美しい。。 んー、 いいなあ、景子ちゃん。 また役がぴったりはまってるもんだから余計に惚れ惚れでした。
などと浮かれていてもしょうがないのだが、おなじみ藤沢周平原作であるからしてもう私に文句は無い。 美しい桜とともに始まり、桜とともに終わる映画であるのだが、その間の1年間で起こるドラマは武士という文化、江戸という時代、その中でしか味わえない恋心であり、義であり、同士であり、家族であり ・・・
心が静かに震えますぞ。 私の年代人には ・・
終わった後、トイレに行ったらワカモノ達が 「なんやよーわからん」 とのたもーて居られた。 かみさんも女子トイレで同じことを聞いたらしい。 と言うことは、 もはや古い人間しかこの世界観に感動できないのか ・・・ かみさんと歩きながらまあまあ複雑な心境であった。
義といってもそのことを体験せざれば、確かに分からんなぁ。 でもどこに行けば体験できるんじゃろぅ。 言葉を交わさずとも心が通じ合うとは、何を持ってして体験すればいいのじゃろぅ。
流行の歌は、これでもかこれでもかと言葉を並べつらい、吐き捨てる。
ちいさな言葉で、みじかい言葉で、間と間のあいだにたくさんの思いと世界が見え隠れした時代よいずこ。