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リアル
2010年4月13日 | 雑記

今年はうちのお嬢が成人式を迎えることができ、写真館で記念の写真も撮ることができた。

ところが去年成人式を迎えた長男は写真館では撮っておらず、ほったらかし状態であったのを、うちのかみさんが不憫に思ったのか、今年の就職前にスーツ姿を写真館で撮っていた。

その写真を選びに行くと言うので先週末に選びに行った際、写真館の奥さんが担当として私たち夫婦に付いた。

何枚か撮ったのを順番に見ていき、気に入ったのを選んでいく。 最終的に3枚だけ選んでお願いしたのだが、そのときその奥さんは息子の顔に出来ていたにきびや汗のテカリを修正して消しましょうと言う。 おまけにトレードマークのほくろまで消しましょうという。

それが当たり前のことできれいに残すことが大事だという。

普段なら 「まあいいか」 で済ましたい所であったが、この奥さんの物言いがそれが正義だと言わんばかりに言うものだから、さすがにカチンときてしまった。 みんなそうしている、当たり前のことだと言い続ける。 間髪を入れずまくし立てる奥さんに私はとうとう噛み付いた。

「仮にも21才のスポーツマンの若者がゆえに、汗も光るし、この年の証としてにきびがあるのならそれを残すことが大切でしょう。 消すことが当たり前になっているとしたらそれは恐ろしいことである。 いったい何のための写真なのか? 勝手に作りたいのなら顔の形まで作り物になってしまうではないか? 私はこのリアリティーが大切だと思っているし、価値があると思っている。 そんなにいじりたいのならこの写真はキャンセルする。」   と申し上げた。

それでも奥さんは執拗なまでに食い下がり、本当にそれでいいのか?  後で変更は出来ないとクドクド言っていたが、バカボンパパよろしく、「それでいいのだ」と申し上げ、早々にその場を切り上げた。

写真館を出た後、大体こんなシチュエーションだとかみさんから「あんたはまた余計なことを言ってから・・」 とお叱りを受けるのだが、このときは小言はなかった。

もう二度と行くことはないだろう。

こんな大切なことにあれほど無神経なまでに麻痺しているとは ・・・

 

これがこの国の大人の姿を如実に現していると感じてならない。

デジタルが生んだ、うその作り物の世界。

子供がはまっているだけでなく、見事に大人もはまっている。

便利なことは間違いないが、本物と、事実と、真実と、挿げ替えるな。

簡単に出来ることと、やっていいこととは同じとは限らない。

今一度 「リアル」 であることの意味と価値を考えないと、一生パソコン画面の中で「一生」を過ごすことになりかねない、そんな気が改めてした出来事であった。

そしてこのリアルを知るとは、すなわち身をもって様々な体験をするしかないのである。

はーと・ねっと・くらぶの目的もここにあるのである。

 

 

 

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