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キワモノカメラマン
2010年5月17日 | 雑記

カメラマンの友人がいる。  昨日その写真展をかみさんと見に行った。  場所は「かまぼこ板の絵」展覧会で有名な城川町のギャラリー城川http://cpmserv.cpm.ehime-u.ac.jp/sirokawa/

このカメラマンはわが母校、道後中学の卒業生でもあるのだが(年は一回り違う)、星野道夫氏にほれ込んでカメラマンになることを決意し、アラスカ大学を卒業し、半年アラスカで写真を撮り、半年松山で土方のバイトをするという生活を長年続けていた。 今は自作のスライドショー「アラスカ・フォトライブ」(学校、病院、各種団体での実績多数・どこにでも行きます) としての講演料や書籍で生活している。

その写真というのが、夏のアラスカ無人島で人に犯されていない苔むした原生林のような場所で2-3ヶ月テントで暮らしながら写真を撮る。 貧乏なのでペラペラのゴムボートでアラスカの海に漕ぎ出し、数時間波間を漂いながら、クジラを撮る。 誰も見てないのでひっくり返れば彼は一人で海の藻屑となる。 陸に上がれば熊のえさになるかもしれない中で、植物樹木を撮り続ける。

冬は小型飛行機をチャーターしてマッキンリーの麓の氷河地帯に連れて行ってもらい、まったく何もないようだけど、クレバスあり、猛吹雪あり、-40度あり、孤独あり ・・・ のような豊かな場所で? これまた2-3ヶ月自作のカマクラで写真を撮りながら過ごす。 ここではオーロラを撮る。 6000メートル級のマッキンリーの遥か上空に二度と同じカタチと色を見せないオーロラがうごめく。 このステージで見ている人間は彼ただ一人。 それがいかに神聖であるかは少しはわかる。 

ほとんど毎日吹雪で年によっては一枚も撮れないときもあるという。  それでも毎年通う。

夏にしろ、冬にしろ、こんなところで住み込みで撮り続けるカメラマンは世界で彼だけである。 アラスカの現地人だってしない。 普通のカメラマンは飛行機でさっと来てさっと帰るということを繰り返しながら撮るのだが、彼は貧乏なので住み込むのである。 

彼はそれが幸せでたまらないと言う。 正真正銘いつも本気でそう言う。

私は彼を「アホ」と呼ぶ。  すると彼は「アホにアホと呼ばれたくないわい」 と言う。

      ・・・ ごもっともである。。

 

そんな彼の写真をまた見てみたいと思い、久しぶりにかみさんと出かけたのであった。

やはりこの写真には何かがある。 単なるもの珍しさとかというものではなく、どこからともなく染み出してしてくるような何か、感動とも違う、自我や自己という意識を溶かしながら、じわりじわりと私の中の何がしかの本質に語りかけてくるエネルギーとでもいうのだろうか?   神の存在をある形として見せてくれているような気持ちになるのである。

そんないい気持ちで見ていたら、なんと本人がいた。 奥さんが見てないので来たのだと言う。 ご縁に感謝。 久しぶりだったのでうれしくなって、アホじゃカバじゃとひとしきりおしゃべりして、6月出発の無事を祈りつつお別した。

そんなどえりゃあアホのカメラマン、松本紀夫 http://www.matsumotonorio.com/ の写真展は5/30まで ギャラリーしろかわにて。。   行くべし!!

 

ギャラリーしろかわ 009.jpg

 

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