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傍らの言霊
2010年8月15日 | 雑記

1977年、花神社より発刊された詩集 『自分の感受性くらい』 がある。

作者は日本を代表する詩人のひとり、茨城のり子である。

 

  自分の感受性くらい

 

ばさばさに乾いていく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

  わたしの陳腐な解説など言うつもりはないけれど、時々において読み返すべく傍らにおいて置きたい言霊です。

 

 

 

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