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アフターエピソード
2010年10月18日 | ボランティア活動

先日終了したあいあいアフターキャンプは保護者さんやキャンパーとの再会を喜び合う目的と、本キャンに行けなかった(本キャンは保護者は参加できない)保護者さんに本キャン中の様子を報告したり、キャンプから帰った後のキャンパーの様子や変化などを含めた情報交換の場としても機能するために設けられている。

そのアフターでのある保護者さんとの会話の一つをご紹介させていただこう。

あいキャンプに参加してくれた、この保護者さんの子供は重度の自閉症と知的障害の重複障害児である。 初めてキャンプに来た時は環境の変化になかなか対応できず、本人もとても大変な思いをしたと思うのだが、担当女性スタッフの献身的な関わり方を経て、またグループの子供たちのやさしい気遣いのおかげで平静を取り戻し、それから毎年参加して少しずつとても彼らしい味わいを見せるまでになっていた。 私たちもそんな彼に毎年会えることをとても楽しみにしていた。 だがそれも今年をもって最後となる。   そう、 彼はもう高校3年生なのだ。    最後のアフターキャンプであった。

その最後のアフターで彼の母親が話してくれたこととは・・

彼は実は今年3年生に進級した後、しばらくして登校拒否に陥ってしまっていた。 先生が合わなかったのか、そういう時期なのか、本当のところは彼の口から説明できるものではないのでそれはわからないと母親は言う。 学校にも行けず、時間をもてあまし、運動するわけでもないので体重は増える一方であることを母親は心配していた。 本キャン前にその事実を聞いていた私はせめてキャンプでは思い切り楽しんでほしいと思っていた。 楽しませてあげたいと思っていた。 そして彼の所属するグループのスタッフや他のキャンパーは自然に彼を中心とするくらい大切に彼の存在を認めながらキャンプ生活を送った。 彼は今年の本キャン中、過去にやらずじまいだった、なたで薪を割ることにも挑戦した。 そしてみごとにお手伝いを果たした。 それ以外にも仲間にお茶を配ってあげたり、おにぎりも握ったりと、大活躍のキャンプを過ごすことができた。

そんなキャンプから帰ってからの彼はどうであったか ・・

なんと、 なんと彼はキャンプから帰った後、次の週の登校日に何事もなかったかのように、さも当たり前のような顔をして学校に出かけて行ったというのだ。 そしてその登校は現在に至るまで続いているというのだ。 

母親はとてもうれしそうにそのことを語ってくれた。 どうしてもこのことを私に伝えたかったのだという。 そして私に、 「本当にあいあいキャンプに出会えてよかった、ありがとうございます。ありがとうございます」 と頭を下げていただいた。

私はうれしいというか、なんというか、とても温かい気持ちになり、ただただ幸せな気持ちを母親と共有していた。

 

本キャンを終えただけで、勝手な自己満足感のみに浸っていたら、このお話を聞くきっかけは生まれなかったかも知れない。 その他のお話も・・

終わった後の振り返りの機会は、スタッフのみならずキャンパーも保護者さんも含めて行うことの大切さを感じていただければ幸いなのだが・・   いつも口をすっぱくして言ってる「振り返り」の意味、少しは違った角度で伝わったかな ・・  何人かのメンバーさんっ 。。

それにしても人間って自分がチャレンジしたり、誰かのために働いたりしているうちに、誰かが自然に認めてくれたり、 いや何よりも自分自身が自分を認めてしまえるようになるんですかねぇ。 そして、そのことで今まで問題だと思っていたことが、問題で無くなるんですかねぇ ?

もし、本当にそうなのであればあいキャンの目的に書かれてあることが達成できたことになるのですが ・・      まあこればかりは永遠にわからないことなのかもしれませんね。

 

 

   

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