『正岡子規が病いに苦しみ、自殺を図ります。小刀でのどを切り、錐で胸を突こうとする。
しかし、死への恐怖が勝り、思いとどまります。そのときに、悟りとは平気で死ぬ事だと考えていたけれど、実は違う。悟りは如何なる場合でも平気で生きることだ、ということを悟ります。
恐らく、想像を絶するほどの苦しみがあったのだと思います。命を絶とうとするほどの苦しみに、毎日、襲われる。こんな恐怖はありません。地獄です。しかし子規は、恐怖を受け入れることによって、「平気」を保つことができたと気づきます。そして、病床にありながら、日本文学史上に残る偉大な仕事をなし遂げます。
果して、人間が誰しも、そこまでの境地になれるのかわかりません。私には、まったく自信がありません。でも、そうありたいと、この文章を読んで素直に思いました。そして、この言葉に感動し勇気づけられました。苦境に立ったとき、いかに「平気」を保つか。これこそが生きる要諦ではないか。凄まじい言葉です。』
私の師匠の一人の言葉です。
平気で生きる。 今まさにこのことを人類が同時に体験させていただいている瞬間なのかなとも思う。
本当に凄い言葉ですね。 鳥肌が立ちます。。