以前ご紹介させていただきました、剣道教士八段の大先生がとうとう剣道形の教室を始められることとなった。
本人いわく、最後のご奉公とのことであるが私からすればなんとありがたいやらもったいないやらのチャンスである。 こんな機会を持てるなんざ全国、世界広しといえども一部の人だけであろう。。
なにせ全日本剣道連盟の形のdvdの模範演技者でもあるのですから、まさに最高クラスの師匠なわけです。
一も二もなく入会させていただきました。
今まで二回ほど入門編を体験したのですが、誠にゆっくりに見えるものだから何とかなるべ・・と思っておりましたところ・・・ 凄いです。
一つ一つの動きがいちいち理にかなっておりますし、美しさ満点なのは先生だからということがいやというほど分かりました。
今の剣道は初めから防具を付けてすぐに試合形式に流れてゆきます。 そこで自己流の無駄のある動きを癖として身に付けてゆきます。
どうやら本来の剣道はこの「形」から始まり、基本中の基本を体得した後で試合実践に移ったようです。 昨今の若者にこれをやると続かないのでしょうね。
私のやっていた剣道もまさに基本の無い、無手勝手流だということが判明し、内心まあまあショックでございました。
しかし、ここで先生が倒れるまで(失礼。) 太刀7本、小太刀3本を習得させて頂こうと思います。
本来の剣道が持っているそれぞれの意味や呼吸法の真髄にも少しずつ触れさせていただいておりますので、今度は自分の色を付けず、素直に身に付けていこうと思います。
それにしても・・・ 単純な動きのようで・・ まったく同じように出来ない・・・
この道55年の猛者と比べるほうがどうにかしているのは分かるが、
それにしても
先生は・・ 美しい ・・