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感謝の形
2009年2月12日 | 雑記

『松下幸之助創業者は常に青春のような夢をもっていた』

 

「我々は天下の人、天下の金、天下の物、すなわち、社会の人とお金と物を預かって事業させていただいている。自分一人では事業もできなければ、物もつくれなければ、金儲けもできない。だから、何らかの形で皆さんのお世話になって、今の自分があるんだ。こういう意味で感謝の気持ちをもたなければいけない」

 

幸之助翁にしてこの気持を持ち続けたという事実。しかもその感謝の気持をあらゆる形で実践し続けた人物でもある。政治・経済・教育・福祉 ・・・ あらゆる分野に渡って感謝を形に表し続けた。

 

さて、私はどうか・・

んーーーーー、厳しいー  お恥ずかしい 未だ一つの挑戦中― 

 

えっ、なにをやっているか? 一部の同業者はご存知 ・・ かな?

この機会に恥を忍んでご紹介させていただきます。

 

県外での学生時代に体験したボランティア活動の中に、「統合教育キャンプ」というものがあった。

これは障害を持った子どもたちとそうでない子どもたちを合同で3泊4日間の自炊キャンプに誘うものであった。親元を始めて離れる子どもたちが多く、その親代わりを学生ボランティアが勤めるというものであるのだが、簡単に考えていた私は子どもたちの役に立ったのかどうかさえ考えられないくらい深く、大きく傷つき落ち込んだ。自信を喪失した。 それでも卒業まで逃げずに体験を積み重ねるうちに子どもたちやスタッフの喜びが自分の喜びに同化していく体験をした。自分本位な、自分だけの喜びよりはるかに大きな喜びの体験であった。そこから私の本当の成長が始まった。

 

このような、自己に気づけるチャンスが生まれやすい環境を愛媛にも創りたいという想いを胸に帰郷し、就職し、それどころではない数十年を経て、それでもその時心に燈った種火のような想いは消えず、時折りしも企業の社会貢献なる言葉が出始めた2001年に「はーと・ねっと・くらぶ」なるボランティア団体を設立した。この団体で行う活動は「あいあいキャンプ」というやはり障害児・健常児の合同キャンプで、これを行うために学閥を越えた学生及び社会人30名弱で全て企画・運営する。

当初こんなキャンプの実像を知るものは私しかおらず、スタッフの募集と研修、キャンプ場の選定と交渉、キャンパーの募集等々に思い出せないくらい没頭、忙殺された。これはちょうど今の会社を設立した翌年のことである。不思議と両立できていた。

 

このキャンプではなたを使って薪を割り、火を起こし、野菜も切り、米もとぎ、味付けも全て子どもたちで助け合いながらやるしかない環境を用意している。最初障害という言葉も意味も知らない健常児たちは身体障害に対しては見て分かる反応を示すが、知的障害(ダウン症、自閉症、LD児等)に対しては、露骨に 怒ったり、無視したりすることもある。それが数日このような生活を共にしていると理屈ではなく、状態として理解していく。自然にできないところを補うように出来る子どもが動き出す。それが決してやらされているわけではなく、能動的にやるものだから本人にその喜びや自信が生まれてくる。主体的にそれらをサポートするスタッフにも生まれてくる。無意識的に差別や区別をしなくなっている。同じ人として楽しみあっている。結果、障害児の表情や行動が非常に穏やかになっていく。最終日、天国に居るような気持になる。

 

彼らにとってのこれらの体験はここだけに留まらず、日常生活に戻っても、私がかつて体験し、頂いた種火のように燃え続けるかもしれないと思いつつ、この8年間、若者たちに混じっておじさんは古今奮闘しているのである。  幸之助翁とはスケールが違いすぎるのだが、これが私なりに出来る「感謝の形」なのである。 

 

 

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