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キセキ
2009年10月19日 | ボランティア活動, 雑記

昨日秋というより少々冬を感じさせる気候の中、無事にあいあいアフターキャンプを終了することが出来た。

前日のマーブルデーではビールを7杯にセーブすることに成功し、当日は何の問題もなく臨むことが出来た。   大人になったでしょ。

 

今年のキャンパーの中には高校3年生(特別支援学校)が2名おり、卒業となるため最後のキャンプとなる。

それぞれダウン症という知的障害児と自閉症の重複障害児であるのだが、何年間も続けて参加してくれた。 正にキャンプの顔と言っても差し支えないほど私たちにとって大切な存在であった。 保護者の方々もこのキャンプを本当に大切に思ってくださり、我が子の毎年の変化や成長を眼を細めてみていらした。 

お互いが感謝し合える存在としてお付き合いできたことはこの上ない喜びである。

 

この日各自に配られたそれぞれの思いや感想を書くカードを配られ、子どもたちはそれぞれ自由にペンを走らせていた。 私はその卒業する自閉症の男の子のカードを覗き込みそこに書かれた「来年もいないです」「卒業します」 と言う文字を見ながら彼なりに何かを感じているんだろうなと思いながら、掛ける言葉を捜していた。 そのとき実は何と言ったのか正確には覚えていないのだが、「卒業だねえ、さびしいなあ、でもまた会えるよ」というような一般的な挨拶言葉を投げかけた気がする。

彼はそれには答えず黙々とペンを走らせていた。 自閉症特有の自分の世界に入っちゃったカナ? と思った矢先、彼は本当に信じられないくらいスラスラと 「また会いたい」  「ありがとうございました」

と書いたのである。

私はビックリした。 自閉症というと本当に感情を表に表すことが中々見受けられない。 表情もポーカーフェイスが多く、言葉としてもなかなか感情的な表現を聞くことが無いものだからこの感情のこもった言葉に本当に驚いたのだ。

急いでその文字をカメラに収めたのだが、そのときそばにいた母親も同様に驚いていて二人で「すごいー」と感動を共有した。

こんなことがまあまあ起こるのでこのキャンプは面白いのだが、訳が分からない人にはまったく分からないというのがみそである。

 

あぁ、それにしても何という素直な感情表現。 私たちが使う同じ言葉より、どうしてこんなに感動的に伝わるのだろう。 深く考えさせられる。

さあ、彼の中に眠る数々の感情はこれからどんな形で、どんなことに対して溢れてくるのだろう。

いや彼だけでなく、全ての子どもたちの中に眠る感情を、私たち大人はどうやって引き出してあげられるのだろう。 

全ての人間の中に、  意識があろうがなかろうが、  感情(魂) は眠っている。

 

そんなことをとても身近に感じさせていただいた。 

ありがとう、子どもたち。

また、  会うよ ・・           必ず。

 

 

 

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