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育つということ
2009年10月23日 | 雑記

ハーモニック・トラストという無農薬・無肥料の野菜宅配ビジネスをしている会社がある。

それだけでもかなり面白いのだが、そこが発行するメルマガに共感できる記事が掲載されていたのでご紹介したい。  担当田辺氏

 

『子どもはか弱い。
だからしっかり守らなければならない。 私たちはそのように思っています。

深刻ないじめの問題、子どもを狙った凶悪犯罪。それらは確かに憂慮すべきことがら。

子どもの体力は確かに未熟で発展途上。でも精神的には大人よりもずっとタフである、そんなことが言われているのです。

それは一体どういうことなのでしょうか?私たちはそこから何を学ぶことができるのでしょうか?

今回は子どもについて考えることでナチュラルライフに必要なまなざしを養っていきましょう。

子どもは大人よりもずっとタフ。特に思春期を迎えた少年・少女よりもずっと強いというわけです。

脳科学の立場からみれば、歳を重ねるに従い、脳内の神経伝達物質が減っていく。だから子どもよりも大人の方が鬱になりやすいと言われるわけなのです。

さまざな角度からの検証がないままに、”子どもはカワイそう論”がエスカレートしている。 一番にならないとカワイそう・・・、だから運動会ではみんなで並んでゴールイン。 全員が主役でないとカワイそう・・・、だから学芸会では主役・脇役を作らないようにする。 このような極端がまかり通っているのです。

モノにはホドがある、カワイソウにもホドがある、そんな感想を持たざるを得ません。

こうした”かわいそう説”を支えているのは、昨今盛んにいわれるトラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障害)と言われるもの。子どもの心にキズを残さないように、そうした配慮が背景にあります。ストレスを与えないように、それによる傷が残らないように、叱らない、怒らない。大事に大事に育てられるというわけです。

でも、トラウマやPTSDになるケースは自然災害で約5%、肉体的暴行で約2%、レイプでは約46%といったアメリカの調査もあります。

多くのケースでは後遺症は残らないというのです。

また適度なストレスはパフォーマンスを高めるといった指摘もあります。
ストレスを受けるからこそ、それに対する対処法や自立に向けた準備を始めるというわけです。

さらに厳しく育てても、優しく育ても、その後に精神に傷が残る確率は変わらないといった研究もあるのです。

かわいそう、かわいそうを連呼することは子どもの問題解決能力を高める貴重な機会を奪うことに他なりません。それは無能力化といった残酷な結果をもたらすことに他ならないというわけです。

大正期の作家有島武郎は文学作品の他にも、数多くの童話を残しています。
有島は「大正期最大の知識人」と言われたりもしますが、彼の童話は残酷なものも少なくない。いわく子どもに愛や夢といった美しいファンタジーばかりを与えてはならない。残酷な人生の実相についてもきちんと伝えねばならない、そうした信念のもとに童話の世界が描かれているのです。

有島は『小さき者へ』という作品でこんな言葉を残しています。

「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母の祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。しかし恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ」』

 

・・・ 残念ながらこの文章の読解力、理解力だけでも当時と今の大人ではかなり差があるだろうね。

まったく違った解釈をしかねない人が溢れているだろうなと思う。

そんな時代のそんな人々に対して、私は変わらず伝え続けて行く決心はあるのだろうか?

そんなことを思い起こさせる文章であった ・・

 

 

 

 

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